ドコモが「請求書」などの発行手数料を値上げ 11月請求分から一律220円に 現在無料のケースは引き続き無料

» 2023年06月22日 11時15分 公開
[井上翔ITmedia]

 NTTドコモは、郵送の「請求書」「口座振替のご案内」「ご利用料金のご案内」(以下「請求書類」)について、11月請求分(10月利用分)から発行手数料を一律で220円(税込み、以下同)とする。「昨今の原材料費上昇による請求書等発行コストの増加」に伴う措置で、同社ではWebで利用料金を確認できる「eビリング」の利用を呼びかけている。

 なお、現在も手数料無料で発行しているケースについては、引き続き無料発行を継続する。

発行手数料の値上げ対象となる書面

 現在、請求書類の発行手数料は55〜165円となっているが、11月請求分から文章に応じた「加算手数料」を請求することで一律220円に改める。値上げ対象となる請求書類は以下の通りだ(括弧内は現行の発行手数料)。

  • 定期的に(≒毎月)送付される請求書類
    • 請求書(110円または165円)
    • 口座振替のご案内(55円または110円)
    • ご利用料金のご案内(55円または110円)
  • 紛失に伴い再発行される請求書類
    • 請求書(110円または165円)
    • 口座振替のご案内(55円または110円)
    • ご利用料金のご案内(55円または110円)
  • 口座振替またはクレジットカード払いができなかった場合に送付される請求書類
    • 請求書(110円または165円)
料金 発行手数料が値上げされる書面

引き続き無料で発行されるケース

 視力に困難を抱えるユーザーに発行される「点字請求案内書」については、引き続き手数料無料で発行する。また、以下の請求書類についても、引き続き無料で発行される。

  • ユーザーの属性による条件
    • 「ハーティー割引」を適用しているユーザー
    • ドコモのネット接続サービス(spモード/iモード/mopera U/ブラックベリーインターネットサービス)を契約していないユーザー(※1)
    • NTTファイナンスの「おまとめ請求」で料金を支払っているユーザー(※2)
  • 契約プランによる条件
    • キッズケータイ向け料金プラン
    • IoT機器(家庭用/業務用)やフォトパネル向けプラン
    • 「docomo Wi-Fi」の有料プラン
    • ドコモ光(ペア回線なし)
    • ドコモ光(ペア回線あり)(※3)
    • ドコモでんき(ペア回線なし)
    • ドコモでんき(ペア回線あり)(※3)
  • ドコモ側の都合で請求書類を発行しなければならない場合

(※1)「home 5G」を契約している場合を除く
(※2)NTTファイナンスが定める条件に当てはまる場合は、同社から手数料を請求される(参考リンク
(※3)料金請求をペア回線から分離している場合に限る

対象外 引き続き手数料が無料となるプランや条件

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