コミュニケーションアプリ「LINE」でメッセージが送れず、強制終了する不具合が見つかった。Twitterで同様の報告が相次いでいるが、6月28日0時45分時点においてLINEによる案内はない。
LINEのAndroid向けアプリで、メッセージを送信すると、文字数に関わらずアプリが強制終了してしまう。回避策として、メッセージの頭(最初の1文字目)に「絵文字」を入れると、強制終了せずにメッセージを送信できる。謎の回避策に戸惑うだろうが、強制終了で困っている方は試してほしい。
ITmedia MobileではiPhone 14 Pro MaxとGalaxy Z Fold4を用意し、互いの端末でメッセージを送り合ったところ、Android 12を搭載したGalaxy Z Fold4でLINEアプリの強制終了を確認できた。iPhoneでは絵文字を使わずにメッセージを送信しても強制終了することはなかった。
Twitterには「LINEで返信できない」「27日22時までは問題なく使えた」「文字打とうとしたら、LINEが強制終了した」「最初の一文字目にLINE絵文字使うと回避できた」などと投稿されており、同様の報告が目立つ。
2023年6月28日13時5分追記
この不具合について、LINEスタンプ公式Twitterアカウントは「Android版LINEの一部バージョンで、 アプリがクラッシュしてしまう不具合が発生した」とアナウンスしている。
合わせて、LINEアプリから「設定」→「スタンプ」の順に進み、「サジェスト表示」をオフにすることで、改善が見られたとしている。サジェスト表示は入力したテキストに合うスタンプや、絵文字を変換候補として表示する機能で、これが原因で不具合が生じたと見られる。
2023年6月28日13時10分追記
LINEスタンプ公式Twitterアカウントは「同日4時58分頃に不具合が疑われる原因について対処した」とした上で、「その後、正常に動作するかどうかを確認している(経過観察中)」とコメントしている。
2023年6月28日20時24分追記
LINE広報によると、約13万人に影響が及んだという。
2023年6月28日21時30分追記
「ユーザーの好みに合ったスタンプを高い精度で表示する連合学習機能(Federated Learning)のモデル更新の過程で不具合が発生してしまったこと」(LINE広報)が原因で、トーク画面でテキストを入力すると、LINEアプリが強制終了する事象が発生しまったという。
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