6月20日のドコモの新プラン発表後、SNSではどちらかといえば批判的な意見を多く目にしました。筆者自身もネガティブな印象をもっていたのですが、irumoはよく検証してみるとそれほど悪くないなと思い始めました。
ネガティブな印象を持ったのは、irumoをOCN モバイル ONEの後継プランとして捉えていたからでしょう。irumoをOCN モバイル ONEで料金を比較するとirumoの方が高いです。よって、OCN モバイル ONEユーザーからすると値上げに映ってしまい、ネガティブな印象につながったのだと思います。
OCN モバイル ONEはドコモ回線のMVNOでは珍しく昼でも速度が遅くならない貴重なキャリアでしたし、他社で選択肢が少ない3GB〜10GBのプランを選べるのも魅力だったので、新規申込受付終了は非常に残念です。ただ、現在契約中の人は今後も使い続けられるため、筆者もOCN モバイル ONEはできる限りそのまま使うつもりです。
しかし、店舗でサポートが受けられる点を考えると、irumoはサブブランドに近い、ドコモにこれまでなかった新しい立ち位置のプランと考えられます。その視点からY!mobile、UQ mobileと比較すると料金面ではむしろ安いことも多いです。irumoの登場でドコモユーザーにとっては選択肢が広がったのではないでしょうか。
スマホキャリアの多くは2021年春に新プランにより料金を値下げしましたが、あれから2年が経過しました。ドコモだけでなく先日にはUQ mobileも新たなプランを開始しましたし、2021年春開始のプランもそろそろテコ入れの時期なのかもしれません。プランの改廃は私たちスマホユーザーにとっても契約を見直すいい機会なので、これを機に改めて自身の契約プランや使用状況を振り返ってみましょう。
シムラボ
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