海でスマホを安全に使うには? やってはいけない3つのポイント

» 2023年07月16日 10時00分 公開
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 家族や友達と海へ遊びに行くときは、やはり思い出を共有したいものですよね。カメラ代わりにスマホを持っていく人も大勢いるはず。しかし、機能性など優れてきてはいるものの、水辺でのスマホの使用には十分な注意が必要です。

 思わぬトラブルや損害を防ぐために、海でスマホを使うときに気を付けたいポイントと、安全に楽しむためにしておきたい準備をご紹介します。

海スマホ 防水・防塵(じん)対応スマホでも気を付けたいことはいくつかある

【ポイント1】海水にはつけない!

 まず、何より一番大切なことはスマホを海水につけないことです。最近では防水機能がある機種が増えましたが、基本的には真水にぬれたときを想定しています。

 塩分が含まれている海水は、スマホ内に入り込むと内部の基板などに損傷を与えやすく、故障の原因となります。スマホを裸の状態で海に持ち込まないようにしましょう。

海スマホ 真水はOKでも海水にスマホをつけてはいけない

【ポイント2】直射日光下に放置するのは禁物

 海辺では太陽の下でスマホを使うことが多くなりますが、長時間放置してしまうとスマホは過熱してしまう可能性があります。

 Appleの公式サイトでは、iPhoneは周囲の温度が0〜35度の場所で使うよう案内しています。炎天下の中iPhoneを暑い車内に放置したり、直射日光に長時間当て続けたりすると、本体が熱くなってしまい、充電が遅くなったり、パフォーマンスが低下したりする恐れがあります。

海スマホ iPhoneでは本体の温度が上限を超えると、「高温注意」と書かれた温度警告メッセージが表示される

 もちろん、Androidのスマホでも長時間炎天下にさらされると、過熱してしまう危険性があります。iPhoneと同じように、本体の温度が上がったときは、カバンの中にしまうか、日陰の涼しいところに移動しましょう。

【ポイント3】砂の侵入を避けよう

 浜辺の砂も要注意です。例えばスマホを砂浜に落としてしまうと、砂がスマホ内に入り込み、動作不良を引き起こすことがあります。防塵機能の備わった機種も多く出ていますが、スピーカーやマイク、充電口、イヤフォンジャックなどに砂が入り込んでしまうこともあります。使用後はスマホをきれいに拭いて砂から守りましょう。

 また、砂の付いた手でスマホを操作することも避けましょう。指に付いた微量の砂がキーの隙間から入ると、キー操作ができなくなる恐れがあります。

海でスマホを使うなら防水ケースは必須!

 海でスマホを安全に使うために、防水ケースを用意しておきましょう。厚めのジップロックでも代用可能ですが、できればしっかりした防水ケースの方が安心です。

 販売されている防水ケースにもさまざまな種類があります。水中でも流されにくい丈夫なストラップのついたものを選びましょう。また、フローティング機能・耐衝撃性に優れた防水ケースであれば岩場にぶつかっても本体を守れます。

海スマホ 海にスマホを持ち込む場合、スマホを密閉するポーチ型のケースを活用したい。写真はPililonの防水ポーチ。首や腰に掛けられるので、ハンズフリーで利用できる

もしもスマホを海に落としてしまったら

 もしスマホを海に落とすなどのトラブルが起きてしまったら、できるだけ早く塩分や不純物を取り除きましょう。ただし、乾かそうとスマホを振り回したり、ドライヤーを当てたりせず、以下のような手順で応急処置を行ってください。※掲載している内容はあくまでも一例であり、該当の機種に限ります。

iPhoneの場合

 水以外の液体がかかった場合は、iPhoneの電源を切り、ぬれた部分を水道水ですすぎます。その後、糸くずの出ない柔らかい布(レンズクロスなど)でiPhoneを十分拭きましょう。

Android(Galaxy)の場合

 スマホの電源をすぐに切り、取り外し可能な部分を全て取り出してください。きれいな真水に約1〜3分間浸した後、乾いた柔らかい布で水分をできるだけ拭き取り、十分に乾燥させます。乾燥させる際は、風通しの良い場所や日陰で自然乾燥させてください。

 なお、拭いても内部に水分が残っている場合があるので、公式の修理で状態を確認するまでは、電源を付けたり、充電をしたりしないようにしてください。

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