スマホの買取査定にAI活用、専用端末が傷や破損を判別 ゲオが試験導入

» 2023年08月16日 17時15分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 ゲオは「スマホ買取」にブランコ・ジャパンの買取査定アプリ「Blancco Mobile Buy-Back/Trade-In」とGreen Panda Single-Member Private Company(以下、Pandas)の自動外装査定端末「Pandas Flex」を連携させたスマートフォン査定ソリューションを試験導入した。

 企業向けにデータ消去とモバイルライフサイクルソリューションを提供する、Blancco Technology Groupの日本法人であるブランコ・ジャパンが発表した。

GEO ゲオ スマホ 査定 ブランコ・ジャパンのトップページ

 ブランコが提供する買取査定アプリはゲオのWebサイトや店頭でダウンロードでき、スマホの買い取りを希望する人が自宅や店頭にて簡易的な査定を行える。買い取り希望者が事前に簡易査定を行った後、5店舗以外の最寄り店舗に持ち込めるため、店頭の買取査定における待ち時間が短縮されるという。

GEO ゲオ スマホ 査定 買取査定アプリ

 また、PandasのAIを活用した自動外装査定端末Pandas Flexがゲオの5店舗に設置されている。Pandas Flexは内蔵カメラでスマホの細かい傷や破損を見抜き、Pandasが収集しているデータを基に機械学習アルゴリズムを活用。ゲオの既存の査定基準に合わせて簡易査定を実施する。利用者は買取査定アプリで簡易査定後、Pandas Flexを利用することで、ゲオの店舗スタッフを介さずにスマホの査定を行える。

GEO ゲオ スマホ 査定 自動外装査定端末「Pandas Flex」

 Pandas Flexは8月8日時点において次の5店舗に試験導入されている。

  • ゲオモバイル MEGAドン・キホーテ蓮田店
  • ゲオモバイル 名古屋大須新天地通店
  • ゲオ 大阪日本橋店
  • ゲオ 川崎ゼロゲート店
  • ゲオ イオンタウン黒崎店

 どちらの方法も店舗の買取カウンターにて最終的な買取価格の提示と本人確認が完了した後、利用者が代金を受け取れる流れとなる。

 ブランコ・ジャパンによると、複数の企業からスマートフォン査定ソリューションの導入に関する相談があったという。企業名は伏せられているが、ゲオ以外の中古商品取り扱い店および買取店にもスマートフォン査定ソリューションが導入される可能性がありそうだ。

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