サムスン電子ジャパンは8月22日、新型スマートウォッチ「Galaxy Watch6」「Galaxy Watch6 Classic」の国内投入を発表した。直販サイト(Samsungオンラインショップ)と家電量販店ではBluetoothモデルが、KDDIと沖縄セルラー電話(au)とNTTドコモではLTEモデルが販売される予定だ。
現時点での発売予定時期は以下の通りとなる。
Galaxy Watch6シリーズは「Galaxy Watch5シリーズ」の後継で、画面サイズが約20%大型化しつつも、ベゼル(額縁)を約30%細くすることで先代(Galaxy Watch5シリーズ)とほぼ同じサイズ感を維持したことが特徴だ。日本向けモデルについては、グローバルモデルにはない「FeliCaを使った決済サービス」にも対応している(具体的な対応サービスは後日発表予定)。
ディスプレイサイズが大きくなった分、ウォッチフェイスを画面いっぱいに表示できることに加え、文字や数字、それに睡眠データ(後述)やアクティビティの情報が見やすくなり、ディスプレイを使った文字入力がしやすくなったという。
バンド交換も行いやすくなった。従来はレバーを爪でひっかけて着脱していたのに対し、Galaxy Watch6シリーズは背面のボタンを押すだけでバンドを取り外せるため、従来よりも容易にバンド交換が可能になった。交換バンドとしてSport、Extreme Sport、Hybrid Eco-leatherに加え、軽量なFabricタイプが用意される。
シリーズにはスタンダードの「Galaxy Watch6」の他、上位モデルでより大きな画面と回転ベゼルを備える「Galaxy Watch6 Classic」が用意される。Classicモデルにおける回転ベゼルはGalaxy Watch4 Classic以来の復活で、指を使って回すだけで画面の表示内容を切り替えたり、音量などの調整を行ったりできる。
日本向けモデルのケースのサイズ、重量とカラーは以下の通りとなる。
プロセッサ(SoC)は自社開発の「Exynos W930」で、メインメモリは2GB、内蔵ストレージは16GBを備える。OSはWearOS 4(One UI 5 for Watch)をプリインストールしている。
ディスプレイは円形のSuperAMOLED(有機EL)で、Watch6の40mmモデルとWatch6 Classicの43mmモデルは1.3型(432×432ピクセル)、Watch6の44mmモデルとWatch6 Classicの47mmモデルは1.5型(480×480ピクセル)を搭載している。
ケースの背面には複数の生態センサーを統合した「Samsung BioActive Sensor」に加えて、赤外線温度センサーを備えている。加速度センサー、ジャイロセンサー、アンビエント(環境光)センサーや電子コンパスも搭載する。体重や倦怠感、心拍数、ストレスなどの度合いが分かるという。
新機能として個人の運動能力に応じて心拍数を計測し、最適な心拍ゾーンをユーザーに教える新機能を搭載する。運動時の適切なゾーンに対して、心臓に負荷がかかっているのか否かなどを確認できるようになった。
睡眠モニタリング機能も備えており、総睡眠時間や睡眠スコアの他、睡眠の安定性(睡眠が浅いのか深いのか、あるいはレム睡眠なのか)も判断できる。先代よにもこの機能はあるが、結果を分かりやすく確認できるようになった。睡眠の邪魔にならないように、画面の輝度を下げて通知も無効化する「睡眠モード」も備えている。センサーのLEDは見た目にもまぶしい「緑色」から、視認できない「赤外線」に変更され、身につけたままでも睡眠しやすくなったという。
なお、日本向けモデルでは、一部の国/地域向けのモデルが対応している「心電図/血圧の測定」と「皮膚温度センサーによる女性の生理周期予測」は搭載されていない。
耐久性についてはIPX8等級の防水性能、IP6X等級の防塵(じん)性能と5気圧の耐圧性能を確保した他、米国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストもクリアしている。
通信はBluetooth 5.3とWi-Fi(2.4GHz/5GHzの無線LAN)に対応している。LTEモデルのSIMカードは「eSIM」となるため、利用には通信事業者が対応する料金プランを提供していることが前提となる。
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