中古スマホで4年後も価格が高いのはiPhoneかPixelか? Belongが調査レポートを公開

» 2023年08月25日 18時27分 公開
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 Belongは、8月25日にCtoC市場の2022年度(2022年4月〜2023年3月)中古スマートフォン取引実績調査レポートを公開した。本調査は同社が国内CtoC市場(フリマ市場)を独自に調査したもので、調査対象は主要フリマサービスで売買が成立した中古スマートフォンの取引実績かつIMEIの記載があり機種が特定できたものとしている。

Belong iPhone XRとAndroidスマートフォンを比較

 取引件数のうちiPhoneの割合は55.2%、Androidスマートフォンの割合は44.8%。iPhoneはシェア減少傾向も継続し、前年比1.1ポイント減少している。

Belong iPhoneとAndroidスマホの取引数比率の推移

 iPhone XR、Pixel 3、Xperia XZ3の発売時からの価格推移を比較すると、発売から6カ月で価格差が発生。3〜4年後の機種変更のタイミングでは、iPhoneの方がAndroidスマートフォンより再販価格の割合が2倍以上高い傾向にある。また、iPhoneの再販価格は発売から3年半程度経過したタイミングから下げ止まる傾向にあった。

Belong iPhoneとAndroidスマホのCtoC市場での取引価格推移

 Pixel 3とXperia XZ3を比較すると、発売から1年ほどはPixel 3の再販価格の割合が高い。これはPixelシリーズは多くのAndroidスマートフォンと比べてアップデート期間が長く、比較的長く使えることが再販価格に反映されている可能性があるとしている。

iPhone XR(64GB)2018年9月発売モデル(税込み価格)

  • 新品発売当時価格:9万3280円
  • 4年経過時の相場価格:2万5150円

Pixel 3(64GB)2018年11月発売モデル(税込み価格)

  • 新品発売当時価格:9万5000円
  • 4年経過時の相場価格(税込) :1万2750円

Xperia XZ3(64GB)2018年11月発売モデル(税込み価格)

  • 新品発売当時価格:9万8496円
  • 4年経過時の相場価格:1万780円

 年間取引件数ランキングでは、iPhoneは前年度に引き続きiPhone 8やiPhone SE(第2世代)などホームボタンを搭載している機種が多くランクイン。iPhone 8やiPhone 7などの構成比が下がった一方、iPhone 11やiPhone 12などより新しい機種の構成比が上がっている。同社の中古スマホ販売サービス「にこスマ」でもiPhone 8と入れ替わる形でiPhone SE(第2世代)が月間販売数ランキング1位を獲得する月が増えているという。

Belong 2022年度iPhone取引件数ランキング

 Androidスマートフォンはシリーズ別の構成比を見るとXperia、AQUOS、Galaxyの人気が高く、上位3シリーズで全体の半数以上を占めている。ランキング内では5年ほど前に発売されたハイエンド機種と、3年ほど前に発売されたミドルレンジ機種が多く見られた。

Belong 2022年度Android取引件数ランキング
Belong Androidスマートフォンのシリーズ別構成比

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