米Googleは9月5日(現地時間)、Androidの複数の新機能を発表した。例によってまだ使えないものもあるが、ここで紹介する。いずれの機能についても利用可能になる時期は明記されていないが、ロールアウトしていくものとみられる。
これは6月にも予告していたものだが、デジタルウォレットアプリ「Googleウォレット」に、物理カードに印刷されているバーコードやQRコードを登録できるようになる。スポーツジムの会員カードやスーパーのポイントカードなどのコードを撮影して登録すれば、物理カードを提示する代わりにGoogleウォレットの画面を読み取ってもらえばよくなる。
「Assistant At a Glance」(日本では「スナップショット」)が新しくなり、「AIを使って高精度の天気予報、旅行の最新情報、イベントのリマインダーなどの役立つ情報を必要なときにホーム画面に表示する」という。
「Lookout」は、Android端末で映した周囲の物体、画像、テキストについての詳しい情報を音声で説明する視覚障害者向けの機能だ。
2019年から提供しているが、ついに日本語にも対応する。
また、画像の説明に追加の質問ができるようになり、AIが質問に答えて画像の理解を支援するようになる。
「Android Auto」でWeb会議サービスのZoomとWebexを利用できるようになる。音声でWeb会議を開始したり、車のディスプレイで会議のスケジュールを参照したりできるようになる。
Google Homeアプリの「ルーティン」は、タスクを自動化する機能。例えば「OK Google、おはよう」と声をかけたときに音声で提供する情報を設定しておける。その日の天気予報やスケジュールの読み上げなどを設定できた。
このルーティンに、Fitbitのアクティビティと睡眠データを追加できるようになる。朝起きて自分が前夜にどのくらい睡眠がとれたかなどを知ることができるわけだ。
なお、Googleは通常、毎月第1月曜日にAndroidやPixelのセキュリティアップデートを公開しているが、9月の第1月曜日は米国の祝日(レイバー・デー)だったためもあり、まだアップデートはリリースされていない。
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