ここまでに聞いた通り、販売現場は「いつも通り」に戻りつつある。新型iPhoneが出てくると、構成によっては在庫の確保に四苦八苦するという光景が見られるかもしれない。
ひとまず、リリース前ではあるが新型iPhoneへの期待を聞いてみよう(このインタビューは8月下旬に実施している)。
毎年新商品が出ればにぎやかになるのは当然ですが、今年(2023年)はいろいろと変わりそうなので、「ちゃんと盛り上がってほしい」と期待しています。
iPhoneについては、最近は価格面の兼ね合いもあって「オンライン(ショップ)で買う」とか「Apple Storeで買うよ」という人も多いです。ゆえに、キャリアショップや家電量販店の携帯電話コーナーで買う人の絶対数は減っています。
それでも、注目ポイントの多い新商品となりそうなので、身近で実物に触れられる店頭に足を運んでくださるお客さまが増えると思います。売場はしばらくにぎやかになるんじゃないかと予想しています。
店頭がにぎやかになる分、(新型iPhoneが)売り時に価格や在庫の面で“売れる”内容になっているかどうかが懸念点ではあります。でも、今年がしっかり盛り上がれば、それこそ(販売面で)元通りといえると思います。
どの店舗や売場でも、“実店舗の強み”さえ生かせれば新型iPhone商戦は盛り上がると予想しているようだ。果たして予想通りとなるか――結果は、後日インタビューしてこようと思う。
消費者の興味や熱意がどれだけスマホに向いているかのバロメーターでもある店頭の「祭り」がどうなるかは、今の市場を知るにあたり注目だろう。
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