「Google フォト」は、Googleが提供する写真/動画ストレージです。全てのユーザーがスマホからの写真/動画の自動アップロードを利用可能で、WebサイトやGoogle フォトアプリからファイルの閲覧/ダウンロードが可能です。
メリットとデメリットを簡単にまとめると以下の通りです。
Google フォトでは、2021年5月まで「高画質」設定(写真は最大1600万画素まで、動画は最大1080pまで圧縮)なら容量無制限でアップロードできました。しかし、現在は容量制限が設けられ、「Gmail」や「Google ドライブ」など、主要なGoogleサービスとストレージを共有するようになりました。無料の場合は、その容量は15GBとなります。
15GBを超える容量を利用したい場合は、有料プラン「Google One」を契約する必要があります。主なプラン(容量)のラインアップは以下の通りです。
なお、上記の制限を回避する方法としてPixel 3〜Pixel 5までのPixelスマホを使う方法もあります。これは当該機種には「高画質」写真を容量無制限でアップできるという特典が付与されていたためです。
当該機種を持っている人は、多機種で撮影した写真/動画をいったん当該機種に移してからGoogle フォトにアップロードすれば、「高画質」にはなるものの容量無制限でアップロード可能です。筆者は「ニアバイシェア」を使って、別端末からデータを移してアップロードしています。
なお、この方法は公式に推奨されるものではないため、今後制限が掛かる可能性があります。また、この特典が付いている機種の中で一番新しい「Pixel 5」でも、セキュリティアップデートの提供保証期限が「2023年10月」(まさに来月!)となっているので、セキュリティを重視する観点でもあまりお勧めできません。
「iCloud」は、Appleが提供するクラウドサービスです。iPhoneやiPadで撮影した写真/動画ファイルを自動でアップロードしてくれます。「iCloud 共有アルバム」は、iPhoneの「共有アルバム」機能を使って写真や動画を共有する機能で、写真アプリが使えるiPhone、iPad、Mac(macOS)で閲覧できます。
共有アルバムのメリットとデメリットを簡単にまとめると以下の通りです。
名前に“共有”と付いていますが、1人で使うのも問題ありません。通常の写真アップロードとは異なり、「iCloudストレージ」の容量を消費せずに済むことが大きなメリットです。いったん共有アルバムに格納した写真は、本体から削除しても保持できるので、本体ストレージの節約策としてある程度有効です。
1つのApple IDにつき、共有アルバムは最大200個まで作れます。1つのアルバムに保存(投稿)できる写真/動画は最大5000件ですが、1時間当たり1000件、1日当たり1万件までという制限があります。また、共有アルバムにアップロードしたファイルは、写真は長辺が最大2048ピクセル(パノラマ写真は5400ピクセル)、動画は最長15分かつ720pに自動調整されます。
画質を落とさずに(元のファイルのまま)保存したい場合は、iCloud ストレージに保存する「iCloud 写真」を使ってください。ただし、iCluod ストレージの容量は無料で使えるのは5GBまでなので、追加の容量が必要な場合は有料サービス「iCloud+」を契約してください。プラン(容量)の主なラインアップは以下の通りです。
他にも、特にAndroidスマホなら外部ストレージにデータをバックアップする方法があります。
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