韓国Samsung Electronicsは10月4日(現地時間)、スマートフォンの「Galaxy S23 FE」、タブレットの「Galaxy Tab S9 FE/S9 FE+」、無線イヤフォンの「Galaxy Buds FE」を発表した。「FE」は「Fan Edition」の略で、Galaxyのフラグシップ端末の機能を手頃な価格で提供することを目的とする製品シリーズだ。
2020年、2021年の製品にはFEモデルがあったが、2022年の「S22」にはなく、1年ぶりに復活した形だ。
Galaxy S23 FEは、2月発表のフラグシップスマートフォン「Galaxy S23」シリーズの廉価版。プロセッサは米QualcommのSnapdragon 8 Gen 1、メモリは8GB、ストレージは最大256GB。ディスプレイは6.4型でリフレッシュレートは120Hzにも適応する。アウトカメラは5000万画素のメイン、1200画素の超広角、800万画素の望遠のトリプル、インカメラは1000万画素シングルだ。アウトカメラでは、Galaxyの夜間撮影機能「ナイトグラフィー」、カメラアプリのプロモードも使える。バッテリーは400mAhで無線充電もサポートする。カラーはミント、クリーム、グラファイト、パープル、インディゴ、タンジェリン。価格は599.99ドルから。
Galaxy Tab S9 FEとGalaxy Tab S9 FE+は、7月に発表したハイエンドタブレットの廉価版。FEとFE+の外観はほぼ同じだが、ディスプレイが、FEは10.9型、FE+は12.4型。いずれもリフレッシュレートは90Hz。プロセッサはSamsungの「Exynos 1380」で、メモリ/ストレージは、FEは6GB/128GBあるいは8GB/256GB、FE+は8GB/128GBあるいは12GB/256GB。いずれも防水防塵レベルはIP68で、Sペンに対応する。色はミント、シルバー、グレー、ラベンダー。価格は449ドルから。
Galaxy Buds FEは、形状から2021年発表の「Galaxy Buds2」のFE版とみられる。
1回の充電で最大8.5時間利用可能で、充電ケースを使えばバッテリー持続時間は30時間になる。防塵レベルはIPX2。カラーはグラファイトとホワイトのみ。価格は99.99ドルだ。
Galax S23 FEは5日に、その他は10日に「一部の市場」で発売の予定。日本がその一部に含まれているかどうかは不明だが、FEシリーズは過去に日本でも販売されている。
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