ピーアップ、テンキー付きのAndroid端末「Mode1 RETRO II」を予告 発売は10月下旬

» 2023年10月09日 18時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 モーターバイク事業のMoto-UP、携帯電話販売店「テルル」運営元のピーアップなどを傘下に持つP-UP World(ピーアップワールド)は、折りたたみ型かつテンキー付きの携帯電話端末「Mode1 RETRO II」の発売を予告している。Mode1のサイトを開くと現れる広告には「型はガラケー、中身はスマホ」というキャッチコピーに加え、発売時期が10月下旬であることも予告されている。10月9日時点においてニュースリリースの発出は確認できず、スペックなどの詳細は後日明らかになると思われる。

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 「総合デジタルショップテルル」という携帯電話販売店を運営するピーアップが開発したMode1シリーズはSIMフリーのAndroidスマートフォンや、Mode1 RETRO IIの先代に当たる「Mode1 RETRO MD-02P」などを含む。

 Mode1 RETRO MD-02Pは一見するとケータイ(フィーチャーフォン)と同様にテンキーを使った操作が可能な携帯電話だが、OSにAndroid 7.0を採用した。国内ではNTTドコモやソフトバンク・Y!mobileのネットワークに対応し、nanoサイズのSIMカードを搭載できる仕様だ。その後継と見られるRETRO IIも“型はガラケー、中身はスマホ”というキャッチコピーから、先代と同じような仕様となるだろう。

Mode1 RETRO2 ピーアップ ガラケー ケータイ 携帯電話 フィーチャーフォン スマートフォンとフィーチャーフォンのハイブリッド端末 Android テンキー 折りたたみ ITmedia アイティメディア ITmediaMobile Mode1 RETRO MD-02P
Mode1 RETRO2 ピーアップ ガラケー ケータイ 携帯電話 フィーチャーフォン スマートフォンとフィーチャーフォンのハイブリッド端末 Android テンキー 折りたたみ ITmedia アイティメディア ITmediaMobile Mode1 RETRO MD-02Pの主な仕様

 ただ、キャッチコピーの内、“型はガラケー”という文言がやや引っかかる。確かにスマートフォンもフィーチャーフォンも携帯電話なのだが、この類いの製品をガラケーと言われるとややこしい。

 ガラケーと呼ばれる端末は主に3Gまでのサービスを使用していたフィーチャーフォンを指すことが多い。携帯電話は今でこそ多機能になったが、日本のフィーチャーフォンは音声通話などの基本機能に加え、移動端末向けのデジタル放送「ワンセグ」の受信機能や、2023年現在でも使われる「おサイフケータイ」をはじめとした、さまざまな日本独自の機能が搭載されていくに連れ、独自の進化を遂げたガラパゴス島になぞらえて「ガラパゴスケータイ」(ガラケー)と呼称されるようになった。

 ところが、Mode1 RETRO MD-02Pはワンセグやおサイフケータイには対応しない。標準販売価格は1万9900円(税別)で、コストを抑えたモデルだからだ。発売を控えるMode1 RETRO IIもこれらの機能を搭載する可能性は低い。もちろん、ITmedia Mobileで使うフィーチャーフォンという単語よりも広く浸透しているのはガラケーだろうが、分かりづらい“ガラケー表現”は避けてほしいところだ。

Mode1 RETRO2 ピーアップ ガラケー ケータイ 携帯電話 フィーチャーフォン スマートフォンとフィーチャーフォンのハイブリッド端末 Android テンキー 折りたたみ ITmedia アイティメディア ITmediaMobile モーターバイク事業のMoto-UP、携帯電話販売店「テルル」運営元のピーアップなどを傘下に持つP-UP World(ピーアップワールド)が入居するビル(東京・足立区)

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