Visaプリペイドカード「バンドルカード」がVisaのタッチ決済に対応した。バンドルカード提供元のカンムが10月18日に発表した。バンドルカードは最短1分で発行できるプリペイドカードで、Visa加盟店で利用できる。
Visaのタッチ決済に対応したバンドルカードは、バンドルカードのアプリでVisaカードを発行し、チャージ方法を選んだ後、チャージ額の範囲内から支払いを行う。その際、カードの手渡しやサイン、暗証番号の入力などは不要で、スマートフォンを店舗の決済端末にかざすだけで決済が完了する。
なお、利用できるのはGoogle Payに対応するAndroid端末。iOS端末はアナウンスされていない。
カンムはサービス提供の背景に「昨今、新型コロナウイルス感染症や人材不足の影響により、オフラインの決済場面でセルフレジや無人販売など“非接触での対応”が増加していること」を挙げた上で、「カードの受け渡しなどが要らない決済方法を実現した」としている。
Visaのタッチ決済は日本を含む世界約200の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法だ。対応するクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、スマートフォンなどを店舗の決済端末にかざして支払う。
ビザ・ワールドワイド・ジャパンによると、2023年3月末時点で国内におけるVisaのタッチ決済対応カードの発行枚数は国内で1億枚を超えた他、世界ではVisaの対面取引の59%がタッチ決済で行われているという。
カンムは200以上の国と地域にあるVisa加盟店で利用可能なVisaのタッチ決済と、チャージ式のプリペイドの仕組みを組み合わせ、バンドルカードの利便性を訴求したい考え。
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