「Xiaomi 13T Pro」をじっくりと試す 10万円前後で他社ハイエンド並みの“優等生”スマホだ(3/3 ページ)

» 2024年01月17日 06時00分 公開
[島徹ITmedia]
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オート撮影できれいに撮れる、大型センサーの5000万画素カメラ

 カメラは広角24mm相当F1.9のソニー製5000万画素1/1.28型センサーカメラと、望遠2倍の50mm相当F1.9の5000万画素カメラ、超広角15mm相当のF2の21200万画素カメラを搭載。近年のハイエンドスマホでは一般的な仕様だ。

Xiaomi 13T Pro 大きく見えるカメラは望遠2倍と広角の5000万画素カメラ。LEDの横に超広角の1200万画素カメラを搭載する

 海外モデルと違ってライカ監修の撮影モードはないが、ほどよい補正のAIやHDR処理により、日中から夜景までオート設定でほとんど失敗なく撮影できる。また、マニュアル撮影や滝や花火の撮影に便利な長時間露光、最大960FPSのスローモーション撮影も利用可能だ。

Xiaomi 13T Pro 撮影画面はシンプルなものだ。左または上部の矢印をタップすると設定画面が表示される

 撮影のUIはシンプルで、あまりカメラ好きに寄りすぎたものではない。一般の人がオートで気軽にきれいな写真を撮るためのUIとなっている。ただ、撮影時のシャッター音がやや大きめだ。気になる場合はスピーカー部をふさぐようにして撮ろう。シャッター音を「レトロ」に変更すると、若干だが音の威圧感を抑えられる。

Xiaomi 13T Pro アーケード上部の構造物の質感を克明に描写。装飾や空、ビルのガラスはやや鮮やかな色で表現されている
Xiaomi 13T Pro 食べ物の撮影は、手やスマホの影が入らない望遠2倍が便利。大型センサーの広角だと、ピントの合う範囲が狭くなる
Xiaomi 13T Pro オート撮影でも夜景モードが有効になる。明るくしすぎず、雰囲気をうまく捉えている
Xiaomi 13T Pro ポートレート撮影に対応。あとからボケの具合を調節できる
Xiaomi 13T Pro 超広角で撮影。撮影範囲に対して1200万画素センサーのカメラが追い付いておらず、解像感は微妙だ
Xiaomi 13T Pro 広角で撮影。曇っているとオート露出で暗く写るシーンだが、ほどよい明るさで撮れており解像感も良好だ
Xiaomi 13T Pro 望遠2倍で撮影。近年のハイエンドはデジタルズームにより細部の偽色が目立ちがちだが、光学2倍なので細部も自然に表現できている
Xiaomi 13T Pro デジタルズーム5倍で撮影。最大20倍対応だが、写真として解像感の不足が気にならないのは5倍程度までだ

手が届きやすい価格帯を目指した、優等生的なフラグシップモデル

 ここまでXiaomi 13T Proを紹介してきた。全体としては、派手な機能はないが持ち心地のいいデザインや美しいディスプレイ、最新ハイエンドといえる高速処理、高画質カメラ、省電力と急速充電などをそつなくまとめたモデルだ。そのうえで、10万円前後というお買い得価格を実現している。他社なら13〜15万円あたりでもおかしくはない。

 2023年末には総務省によるスマホの割引に関するガイドラインが改正され、今後は4〜6万円あたりのミッドレンジだけでなく、割引上限が4万円(税込み4万4000円)まで可能な8〜10万円あたりのハイエンドにも注目が集まる可能性がある。そういった点でもXiaomi 13T Proは注目だ。

 MediaTekのハイエンドチップ、Dimensity 9200+を搭載していることから、「ゲームを重視する人にとっても、高性能でコスパがいい」とお勧めできるほどの安定感がある。今後の売り方次第の部分もあるが、ハイエンド向けチップでMediaTek製という選択肢が注目され競争が起きれば、今後のXiaomi製品はもちろん他社製品にもいい刺激になるだろう。そういった意味でも注視したいモデルといえる。

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