ジューデンだけでなくカメラ機能にも注目! 「Xiaomi 13T Pro」でどれだけ撮れるのか試してみた荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/4 ページ)

» 2023年12月30日 15時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
Xiaomi 13T Pro カメラ部の目立ち方やボディーの手触りがいい感じのXiaomi 13T Pro

 見目麗しき写真を求める人にこのカメラはいいかも!

 Xiaomi(シャオミ、小米)の「Xiaomi 13T Pro」である。

 ソフトバンクが「神ジューデン」なんて言い出しこともあって、急速充電機能がフィーチャーされがちだけど、カメラもなかなか優秀なのだ。そもそも見た目からして「カメラにも注目してくれよ」ってデザインだ。

 背面には大きなレンズが2つ並んでおり、横位置に持って写真撮ってねと主張しているようだ。

Xiaomi 13T Pro 大きめカメラが目のように2つ並んだデザインが期待させてくれる

 でもって、撮れる写真は非常に好感が持てるもの。時には爽やかにきれいに撮ってくれてありがとう、といいたくなるくらいだ。

何とアウトカメラは“5000万画素×2+1”のトリプルだった

 Xiaomi 13T Proのカメラはトリプル。

 一見、大きなカメラが2つ付いているだけに見えるが(最初、「あれ? これデュアルカメラだっけ?」と思ってしまったですよ)、実はもう1つ小さなカメラがある。

Xiaomi 13T Pro 大きな望遠カメラと広角カメラ+小さな超広角カメラのトリプル構成なのだ

 小さなカメラは超広角カメラで1200万画素(12MP)。1/3.06型のセンサーで35mm判換算で15mm相当。レンズのF値はF2.2。フォーカスは固定。

Xiaomi 13T Pro 超広角カメラは12MP。青空や緑が爽やかに明るく出ているのが特徴的。そのような画作りをしているのだろう

 なんか色が爽やかすぎるけど、キレイだ。もう1枚超広角っぽい風景を。印象的な画を出してくれる。

Xiaomi 13T Pro 銀座四丁目の交差点で超広角カメラで。これぞ超広角って感じだ

 2つ並んだ大きなカメラのうち、より大きなレンズが入っているのがメインカメラ(広角カメラ)。

 センサーサイズは1/1.28型とスマートフォン用としてはかなり大きなもので、約5000万画素(50MP)の高画素タイプ。使用センサーはソニーの「IMX707」と公表されている。

 レンズは35mm版換算で24mm相当で、F値はF1.9。光学式手ブレ補正を搭載している。

 通常の撮影では4画素を1つとして扱うので、約1250万画素の絵となる。

Xiaomi 13T Pro 通常は4画素を1つにまとめるので12.5MPサイズになる。これもとても爽やかな発色を見せてくれる。
Xiaomi 13T Pro 銀座4丁目の交差点で和光を中心に。ディテールまできちんと出ているのが分かる

 望遠カメラはメインカメラの約2倍ちょっととなる35mm判換算の50mm相当。1/2.88インチとメインカメラに比べると一回り小さいが(おそらく望遠レンズをこの厚みにいれるためにセンサーを小さくする必要があったのだろう)、こちらも5000万画素(50MP)のセンサーを採用。つまりデュアル50MPなのだ。センサーはOmniVision社の「OV50D」と公表されている。

 開放F値もF1.9。望遠カメラでF1.9に抑えたのは大事だ。こちらは光学手ブレ補正はなし。

 もとが50MPなのでさすがだよねーって感じで、色もディテールもちゃんとしている。

Xiaomi 13T Pro 2xの望遠カメラで撮影。メインカメラとはちょっと画作りが異なる気はするけど、画質的には十分だ
Xiaomi 13T Pro 銀座4丁目の交差点から和光の時計台

 じゃあもっとあげてみようということで、5xまであげてみた。ちょっとディテールに不自然なところあるけど、十分使えそう。

Xiaomi 13T Pro 5xまであげてみた。このくらいならいけそうだ

 ちなみに最高倍率は20x。そこまで上げるとさすがにディテールはもやっとして不自然になるので、5xくらいまでで止めときたいかも。

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