と、進化ポイントをチェックしたところで、Xperiaならではのカメラ機能を見ていこう。
カメラアプリは「PhotoGraphy Pro」。1つのアプリで、スマホライク(といってもスマホそのものなんだが)に撮影できる「BASICモード」と、デジタル一眼ライクな凝った撮影ができるその他のモード(AUTO/P/S/Mの4つのポジションがある)を1つのアプリでこなすことができる(一般的なスマホでいう、写真モードとマニュアル撮影モードが一体化した感じ)。
BASICモードではHDRも自動的にかかるし、美肌機能も使えるし、暗いところではナイトモードになるし、ぼけ効果モードも使えるし、自撮りもできる。
例えば、ぼけ効果を使いたいときはBASICモードだ。
自撮りをしたいときもBASICモードだ。インカメラは約1200万画素だ。
ナイトモードはBASICとAUTOのときだけ使える。オートかオフかという切換で、しかも広角カメラが優秀になりすぎて、多少暗いくらいでは切り替わらない。
なんとかナイトモードに自動で切り替わるシーンはないかと探したら、ここまで暗くならないとダメでした。普通の夜景では通常モードで行けちゃう。
BASICモードでは動画の撮影も可能だ。
BASIC以外のモードでは画面ががらりと切り替わる。動画も自撮りもなし。
横位置だと画面からシャッターボタンがなくなり、画面右側に撮影情報や撮影設定が並ぶ。露出補正やシャッタースピード、連写、ISO感度、測光パターン、AFエリア、瞳検出のオンオフ、ホワイトバランス、HDRを使うかどうかなどなど、自分でセットできるのだ。
ここでAF-ONにするとリアルタイムAFが働き、瞳があるとそれを見つけてくれる。
撮影時はボディーのシャッターボタンを押す。
横位置なら、シャッターボタンがなくてもそれでいい。でも、縦位置で撮るときにボディーのシャッターボタンはちょいと押しづらい。
そこで縦位置だと画面デザインが変わって、画面にシャッターボタンが現れ、撮影設定はFnをタップすると表示されるように切り替わるのだ。
ちなみに、リアルタイム瞳AFは動物の瞳にも対応している。
Sモードにすると、シャッタースピード優先に。最高で1/8000秒まで上げられる。
感度はISO6400がMAXだ。Aモード(絞り優先モード)はない。絞り値は固定だからね。
連写はLo/Hi/Hi+の3種類の速度で、最高で秒間30コマで撮れる。それもAF/AE追従だ。
まあ簡単にいえば、Xperia 5 VはXperia 1 Vから望遠カメラを省いて、2x時のクオリティを上げたカメラで、めちゃ高性能なのである。
カメラの数は3つから2つに減っても、Xperia 5 IVの望遠カメラ(60mm)より、Xperia 5 Vの2x(48mm)の方が高画質なのだ。
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