ローソンエンタテインメントのチケット販売サイト「ローチケ」が提供する「ローチケ電子チケットアプリ」(iOS、Android)の仕様変更が物議を醸している。同サービスが4月3日昼ごろに実施したアプリの仕様変更により、アプリ内に電子チケットをダウンロードした状態で機種変更(SIMカードの入れ替え)やアプリの再インストールを行うと、電子チケットが消失するという。
ローチケが販売するイベントやコンサートのチケットは、1万円超の高額チケットや競争率の高いレアチケットも少なくなく、SNS上では「スマホが故障したらどうするのか」「厳しすぎるのではないか」といった声が相次いでいる。
ローソンエンタテイメントは4日、プレスリリースで「電子チケットの表示に問題が起きた場合はローソンチケットカスタマーまで連絡するように」と追加で告知を行った。機種変更などで電子チケットが表示されなくなった場合、利用者の状況を確認した後に再表示設定を行うとしている。
こうした仕様変更はユーザーの利便性を著しく損なうと考えられる。SNSでも同様の反応が多く目に入るが、一方で電子チケットの不正利用に関する対策が業界で急務であることも背景にありそうだ。
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