前提条件などを指定せずに、いきなり指示や質問を提示する方法は「Zero-Shotプロンプティング」と呼ばれている。先の例で言えば、「仕事先に送るメールを書いてください」というプロンプトは、これに相当する。
単純な回答を期待している場合には、この手法でも問題ない。しかし、複雑で繊細な出力を期待する場合には、適していないアプローチとなる。
一方で、先に出力の例を提示しておくことで、指示に対する出力を絞り込んでいくアプローチを「Few-Shotプロンプティング」と呼ぶ。プロンプトの入力の手間はかかるものの、期待している出力に近づけやすいのがメリットとなる。
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