Pura 70 Ultraでも高いカメラ性能は健在だ。メインカメラに5000万画素のものを採用し、特許取得済みの可変絞り機構も備えている。これに加えて4000万画素の超広角カメラ、5000万画素の3.5倍望遠カメラを搭載している。
メインカメラには1型のイメージセンサーを採用。ついにHuaweiも1型センサーを採用したかと思えば、感慨深いものがある。メインカメラのレンズは沈胴式の設計にすることで本体の厚みを抑えることにも成功した。
手ブレ補正にはiPhone 15 Proと同様のセンサーシフト方式を採用。高度なAI処理を駆使して時速300kmで走行する車両すらも捉えることができるという。ちなみにこの補正はメインカメラの他、望遠カメラでも利用できる。
望遠カメラは5000万画素のペリスコープ方式。レンズはF2.1と明るく最短撮影距離は5センチという驚異的な数字だ。超広角から換算で200倍の望遠域をサポートする。マクロモードでは最大35倍までズームしてのテレマクロ撮影が可能だ。
独自の画像処理技術として「Huawei image XMAGE」も採用している。ライカとの提携が終了したHuaweiにおいて、技術革新、撮影体験の革新を目的に新たな画像処理技術のブランディングとして展開するものだ。
Pura 70 Ultraの写りを見て感じるのは、HDR補正が大きく入り、白飛びがかなり抑えられている。いわゆるAI補正重視の機種となるため、撮影時のプレビューと撮影後の写真では異なる描写となることが多く、体感的にはPixelシリーズなどに近い。
売りの動体撮影機能は時速280kmで走行する新幹線から撮影した車窓でテスト。実際に撮影すると、高速走行している割には背景と手前の車両無線用のアンテナが同時に描画できるという驚異的な補正を見せつけた。人物やペットでもしっかり補正するため、不規則な動きをする子どもなどを捉える際に役立つ。
13mm相当の超広角カメラもきれいに残せる。このカメラが強化される仕様は同社ではフラグシップのみなので、上位モデルであることを実感できる
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