いつも送るメールの体裁についてパターンがある程度決まっているという人は、カスタム指示機能を活用するとより使い勝手のよい出力に整えられる。このカスタム指示における記載を工夫することで、指定するフォーマットを忠実に再現しつつ、メールを作成してくれるようになるからだ。なお、同機能は無料版のChatGPTでも利用できる。
例えば、カスタム指示に「『#取材メール』の記載があるプロンプトでは、必ず以下の<A>のフォーマットをそのまま使ってください。絶対に構成を変えてはいけません。」という記載をしておき、続けて<A>のフォーマットを記しておこう。
その後、「A社に対して商品Bを取材するためのメールを書いてください。#取材メール」のように指示を送信する。少なくとも、筆者が試した範囲では、このアプローチで指定のフォーマットを使ったメールを作成してくれるようになった。
指定したハッシュタグをつけた状態で、プロンプトを送信すると、カスタム指示に記載したフォーマットをそのまま活用してメールの下書きが出力された。なお、実在する海外のメディア名が記載されてしまっていたので、モザイク処理をしているなお、カスタム指示についての概要については、過去回にて紹介しているため、本稿では割愛する。もし必要な場合には、同記事の内容を参照してほしい。
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