既にITmedia Mobileで公開されている記事によると、楽天モバイルはメイン会場の七北田公園(仙台市泉区)に移動基地局車を配備していなかったそうです。
メイン会場での電波強度を示すアンテナピクトを見る限り、確かに「公園内のどこにいてもバッチリ」という具合ではありませんでした。ただ、次男が最初に使って機嫌を損ねてしまったiPhone 8(とドコモ回線)よりは快適に使えました。
当時、筆者はソフトバンク(LINEMO)回線を使っており、長男のiPhone SE(第2世代)では楽天モバイル回線(LTE)を使っていましたが、こちらも混雑によるものと思われる通信速度の低下があった他、まれにアプリが強制終了することもありました。ただ、言うほど高頻度でもありませんでした。
沢山の人が1カ所に集中しても通信ができるようにする各社の取り組みは、いちユーザーとして本当にありがたいところです。
さて、Pixel 8 Proは普段筆者が使っているスマホです。状況が落ち着いたところで予備機として用意していた「iPhone 12 mini」に取り換えようとしたのですが、どのキャリアのSIMカードを入れて設定しても「圏外」となってしまうトラブルが発生しました。
どのキャリアでもダメということで、取り急ぎ、ネットワークリセットや設定リセットなど、ネットワーク回りのリセットを試してみたのですが、ひとまずモバイルWi-Fiルーターを経由して通信させることで事無きを得ました。
バックアップ機として用意していたiPhone 12 miniにおいて、どのSIMカードも「圏外」となったため、モバイルWi-Fiルーターと組み合わせて使うことで何とかしました(写真は、当時の状況のイメージです)落ち着いてからモバイル通信ができない理由を詳しく調べてみたところ、過去にMVNO回線で使っていた際にインストールしていた「APN構成プロファイル」の消し忘れであることが判明。プロファイルを削除したところ、正常に通信できるようになりました。
ハードウェア的なトラブルではなかったことに胸をなで下ろしましたが、APN構成プロファイルは、ネットワーク関連のリセットを行っても残り続けることは、つい忘れてしまいがちです。何をやっても通信できないときは、「構成プロファイル、入れてなかったっけ……?」と疑ってみるようにしましょう。
メイン会場の七北田公園では、衛星通信サービス「Starlink(スターリンク)」を使った無料インターネット接続サービスも提供されていました。Starlinkは国内の通信事業者とも提携していますが、今回は都市部での展開であったため、モバイル回線のバックホールとして使うのではなく、Wi-Fi(無線LAN)のバックホールとして提供されていたようです。ただ、公園中をくまなくエリア化しているわけではなく、公園内の数カ所に設置してあったため、あくまでも補助的な位置づけでした。
これまでのポケモンGOの夏のリアルイベントは、2022年は札幌、2023年は大阪で開催され、いずれも夏休み期間中に開催されました。2023年の大阪は、最高気温が35度を超えることがあり、当時は未就学児だった次男は、体力の不足もあってかベンチに座り込んで動けなくなってしまうことがありました。
それに比べると、早めの開催ということもあってか、今回仙台で開催されたイベントは過ごしやすい陽気だったのはとてもよかったです。また、(「東京の人間が言うな!」と怒られそうですが)大阪ほど“訪日”トレーナーの混雑も見られず、街中が混雑しすぎていないという点でも過ごしやすかったです。
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