この章ではLINEMOの新料金プランを他の主要な格安SIM(サブブランドやオンライン専用プラン含む)と比較します。
今回はLINEMOベストプランの3〜10GB使用時と、LINEMOベストプランVの20GB、30GB使用時を対象にします。LINEMOベストプランの3GBはミニプランとほぼ変更がないので、こちらの記事を参考にしてください。
まず、LINEMOベストプランで3〜10GB使う場合の料金を比較します。
10GBを選べるキャリアは少ないですが、その中でもIIJmioのギガプランが月額1500円と安いです。IIJmioなら余ったデータ容量は翌月に繰り越せるのもメリットですね。ただし、IIJmioは昼に通信速度が遅くなることが多く、昼でもしっかり使う人はLINEMOの方がいいでしょう。
また、楽天モバイルは月20GBが月額2178円で、Rakuten Linkを使えば国内通話は無料でかけ放題(一部電話番号を除く)なのも魅力です。通信品質はLINEMOの方が高く、10GBで十分な人が20GBと同じ料金を払うのは損に感じるかもしれませんが、月10GBでもあえて楽天モバイルを契約した方がお得な場合も多いです。
続いて、LINEMOベストプランV(20GB)の料金を他社と比較します。
LINEMOベストプランVでデータ使用量が20GB未満の場合の料金はahamoと同じです。LINEMOには「30GBまで高速通信ができる」「LINEアプリによるデータ通信がカウントフリー」などのメリットがありますが、ahamoは「容量超過後の低速通信に容量制限がない」「海外でも追加料金なしでデータ通信ができる」などのメリットもあり、自分ならahamoを選ぶかなと思います。
また、既に解説した通り、楽天モバイルは月20GBまでは月額2178円で、国内通話も無料でかけ放題です。通信品質はLINEMOの方が安心なものの、この料金差であれば我慢できるという人も多いでしょう。
月20GBの容量帯は最激戦区で、それ以外にも選択肢が豊富です。詳細はこちらの記事も参考にしてください。
最後は月30GBの料金比較です。
月30GBは選択肢が少ないですが、その中でも日本通信の合理的30GBプランの安さが目立ちます。月額2178円で30GB使え、さらに70分の無料通話か5分かけ放題が料金に含まれます。通信速度は昼や夕方に遅くなりますが、それでもこの安さは魅力的です。
また、楽天モバイルはデータ使い放題と国内通話かけ放題で月額3278円なので、LINEMOの30GBで月額3960円という料金はやや割高に感じます。通信品質などの理由からLINEMOを選ぶ場合は、今のうちに現行のスマホプランを契約し、20GB超過後も最大1Mbpsで通信するのがオススメです。
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