LINEMOの新プラン、当月解約で990円の解除料、ソフトバンクやY!mobileへの導入も検討

» 2024年06月06日 13時41分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソフトバンクは、7月下旬以降に提供するLINEMOの新料金プラン「LINEMOベストプラン」にて、加入当月に解約した場合、契約解除料として990円(税込み)を設定する。なお、契約後8日以内のキャンセルであれば契約解除料は発生しない。

LINEMO解約金 LINEMOの新料金プラン「LINEMOベストプラン」

 2019年10月に改訂された電気通信事業法では、定期契約の解除料は上限1000円までに定められている。この改訂に伴い、ソフトバンクは2022年2月1日に、ソフトバンクブランドとY!mobileブランドで解約金を撤廃した。今回設定した解約金は、そのとき以来の復活となる。

 契約解除料を再び設定した理由について、ソフトバンク 専務執行役員 コンシューマ事業推進統括の寺尾洋幸氏は、「意図しない形での契約が増えている」と説明する。具体的には、新規契約した直後に、MNPで他社に転出するケースが挙げられる。

LINEMO解約金 ソフトバンクの寺尾洋幸氏

 LINEMOに限らず、多くのMNOやMVNOでは、新規契約者を対象とした割引やキャッシュバックを実施しており、こうした特典目当てに契約するユーザーが一定数いる。特典を得るためにMNPを繰り返すことから「MNPホッパー行為」と呼ばれており、問題視されている。

 そこでLINEMOでは、当月内の解約については、事業法のガイドラインで定められた1100円以内のルールに沿い、990円の解除料を請求する。寺尾氏によると、特にLINEMOのようなオンライン専用ブランドは、対面で契約する必要がないことから、MNPホッパー行為の標的にされやすいという。

LINEMO解約金 安く、気軽に契約できるオンライン専用ブランドということもあり、LINEMOは特に短期解約が多いそうだ

 また、今回はLINEMOから短期解約向けの契約解除料を導入するが、ソフトバンク(SoftBank)やY!mobileへの導入についても「検討している」(寺尾氏)という。寺尾氏は、これはソフトバンクに限った話ではなく「業界内でそろえていかないと思っている」との考えも示した。

 「これ(短期解約)があるがために、そのコストが他のお客さんに流れていくので、そこはしっかり是正していないかなといけないと思っている。(業界全体で動くべきかについて)お互い不利益だし、誰のメリットでもないので、できれば合わせた方がいい」(寺尾氏)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月23日 更新
  1. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  2. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  3. スマホに「microSDスロット」はまだ必要? 自分に合ったデータの保存方法を考えよう (2026年10月18日)
  4. ドコモ純正「スマートウォッチ02」 睡眠データを分析可能、2000項目以上の試験をクリア (2026年10月22日)
  5. スマホの「充電80%止めで長持ち」「挿しっぱなし充電NG」は本当? 実験で見えた意外な結果 (2026年10月18日)
  6. ドコモが一部サイトで緊急メンテナンス、現在は完了 不正アクセスは確認されず (2026年10月22日)
  7. 「teppay」導入記念、ビックカメラSuicaカード連携で最大35%還元 カード入会で1万1000円相当付与も (2026年10月21日)
  8. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  9. Suicaとどう違う? 新コード決済「teppay」の使い方から加盟店まで、まとめて解説 (2026年10月20日)
  10. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー