ChatGPTに.xlsxファイルの中身を読み込ませてデータを処理させる方法ChatGPT使いこなし術

» 2024年08月02日 19時45分 公開
[井上晃ITmedia]

 ChatGPTに対して、膨大なプロンプトを入力するのは大変だ。一方、テキストや表組みなど、データがまとまって記載されたファイルを読み込ませれば、そこに記載されたデータに対してChatGPTで分析や編集を行うことができる。本稿では、ChatGPTにファイルを読み込ませる手順について解説していこう。

photo ファイルを読み込ませる手順を解説

ChatGPTでファイルを読み込ませるには有料プランの契約が必要

 前回の記事でも解説したが、ChatGPTには、テキスト入力だけでなくファイルを読み込ませてデータを処理する機能や、ChatGPTで生成したコンテンツをファイルとして出力する機能が備わっている。

 もともとは「Code interpreter(コードインタープリタ)」や「Advanced Data Analysis(アドバンストデータアナリシス)」という名称だったが、現在は、有料プランである「ChatGPT Plus」の基本機能になっている。

 具体的には、ChatGPT Plusを契約した状態で、使用する言語モデルを「ChatGPT 4」に切り替えたとき、チャット画面のテキストボックスの左端にクリップのアイコンが表示される。ユーザーは、このアイコンをクリックすることで、PC上のファイルを選択し、ChatGPTに読み込ませられる。

photo ChatGPT Plusを契約し、チャット画面左上にあるプルダウンで「ChatGPT 4」を選択する。テキストボックスに表示される「クリップ」のアイコンをクリックすると、ファイルをアップロードできる

 なお、ChatGPT Plusについての概要は、過去記事にて解説済みなので、本稿では割愛したい。

ChatGPTに表組を読み込ませてみよう

 今回は、例として、ChatGPTに表計算ソフトのファイル(.xlsx)を読み込ませ、ファイル内に記載されたデータを活用した生成を試みたい。具体的には、前回記事で作成した英語学習用の英文・和訳のセットのデータを使っていく。

photo ここでは例として、ChatGPTを使って作成した重要単語をふんだんに使った英文と、日本語訳のセットの表組データを使う

 まずは先述した手順で、テキストボックスの左端にあるクリップのアイコンをクリック。アップロードするファイルを選択しよう。すると、ファイルが添付された状態になるので、データを活用する前提のプロンプトを書きこもう。

photo テキストボックスにファイルが添付されている状態になる。この状態で、プロンプトを書きこもう。ここでは「データの中にある英文について、1文に2語の重要単語を「(   )」に置き換えながら、穴埋め問題を作成してください」と指示
photo データを添付した場合の応答には、「Analyzing」と表示され、通常よりもやや出力に時間がかかる

 なお、出力の状態を確認しながら、プロンプトを最適化させつつ、生成を繰り返していこう。今回の例では最終的に「データの中にある英文について、1文に2語の重要単語を(   )に置き換えながら、穴埋め問題を作成してください。なお、それぞれの英文に対して、データ中に記載のある対応の日本語訳を添えてください。回答には、新たに出力した問題文と日本語訳のみをまとめてください」というプロンプトにすることで、意図した回答に近い出力を得られた。なお、実際にはまだ改善の余地があると思われる。

photo 表組データの英文を元にして、ChatGPTが出力した穴埋め問題

どんな処理が行われていたのか確認する

 ちなみに、処理の詳細を知りたい場合、今回の処理に関して、データに対してプログラミング的にどのような処理が行われていたのかを確認する方法があるので覚えておこう。操作としては、出力されたテキストの末尾にある記号のリンク(View analysis)をクリックすればOKだ。

photo 出力されたテキストの末尾にある記号のリンク(View analysis)をクリック
photo 処理内容を確認できる

 これで、実行されていた「Python」のコードの内容を確認できる。多少の知識があれば、どんな正規表現が使われているのか、などが分かるはずだ。多くのユーザーにとっては気にしなくて良い部分ではあるが、コーディングに関心のある人ならば、知っておいて損はない。

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