MF-BDVR002を取り付けたヘルメットを使って、とある夏の日にツーリングに出掛けてみた。なお、スマホはナビとして使うのでインターネット接続が必須である。そのためMF-BDVR002とのWi-Fi接続は切った状態であり、画角の確認ができていないことをご了承いただきつつ、下の動画で画質を見てみてほしい。
山道の石垣に生える苔や崖側に生い茂る木肌や葉の様子がよく捉えられている。街なかでは、前後とも信号待ちしている車のナンバープレートがはっきり見える。これなら万が一、追突されたとしても、または逆あおり運転をされたとしても証拠を残すことができそうだ。
では、夜間ではどうだろうか。こちらは街灯が多少ある道、ほとんどない道、明るい大通りで撮影したものだ。
ここには掲載しなかったが、撮影済みデータを確認したところ、信号待ちをしている前の車のナンバープレートがはっきり写っていた。明るい大通りはもちろん、ほとんど街灯のない道でも路面状況などを記録していることがわかった。
MF-BDVR002は前後同時録画のできるドライブレコーダーというだけでなく、インカムとして、またスマホのヘッドセットとしての機能も搭載している。
スマホとの接続は、その他のワイヤレスイヤフォンなどと同じようにBluetoothで行う。ナビとして使うプライベート用のスマホと仕事用のスマホなど2台まで同時接続可能なマルチペアリング対応なのがうれしい。
家人の協力を得て通話してみたところ、相手の声、自分の声、ともに明瞭だということが判明した。LINEなど無料音声通話できるものをつなげてインカム代わりにすれば、距離に関係なく会話できて便利だろう。
なお、音楽再生も試してみたが、これは筆者が普段使っているインカムのほうがクリアであった。それだけが「惜しい!」と感じた。
バイクの車両にも前後にドライブレコーダーを取り付けているのだが、小さくて目立たないからか、後ろにピッタリと付けてくるドライバーがいる。かなり近づくと、カメラの存在に気付くのか離れていく。
しかしこのMF-BDVR002をヘルメットに取り付けていると、「ドラレコあります」というのが分かりやすいからか、長距離を走っている間中、どこを走行していてもピッタリと付けられるということを経験せずに済んだ。
もちろん、ドラレコを装着しているという“ポーズ”だけでなく、録画データはきれいで、しっかり機能している。
まだバイクにドライブレコーダーを取り付けていないというのであれば、間違いなく選択肢の1つに入るだろうと感じた。
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