東日本旅客鉄道(JR東日本)、PASMO協議会、東京臨海高速鉄道は9月1日、記名式の「Suica」「りんかいSuica」「PASMO」の販売を再開する。半導体の供給が回復し、継続して供給できる見込みが立ったことを受けての措置だが、直近の調達事情の都合から、無記名式(持参人式)のカードの新規販売は引き続き見合わせる。
今回販売を再開するのは、以下の記名式(定期券/企画乗車券情報なし)カードだ。
ただし、9月1日以降にカードの供給不足が発生した場合は、再び販売制限を行う可能性があるという。
記名式カードの販売再開の告知に併せて、3者は新しい告知を幾つか行っている。
2023年5月27日からSuicaを利用できるようになった青森/盛岡/秋田/山形の各エリアでは、カードの普及を図る目的で無記名式Suicaカードの販売が行われていたが、8月31日をもってこの措置が終了となる。
9月1日以降は、青森/盛岡/秋田/山形の各エリアでもSuicaカードの新規発行を受けるにはMy SuicaまたはSuica定期券の購入が必要となる。
販売箇所を大幅に制限していた「Welcome Suica」(訪日外国人向けの有効期限付きSuicaカード)について、9月1日から多くの取り扱い拠点で販売が再開される。同日以降の取り扱い拠点は以下の通りだ。
なお、販売数の制限(1人につき1枚)は引き続き行われる。
販売箇所を大幅に制限していた「PASMO PASSPORT」(訪日外国人向けの有効期限付きPASMOカード)は、6月25日をもって販売が終了となった。本カードの後継サービスは現時点では用意されておらず、「今後も訪日外国人旅行者に向けて、よりよいサービスをご提供できるよう検討」していくという。
訪日外国人向けに代替しうるものとしては、以下のものが挙げられる。
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