米Qualcommは8月20日(現地時間)、ミッドレンジ向け新プロセッサ「Snapdragon 7s Gen 3」を発表した。「Llama 2 1BなどのLLMをサポートするオンデバイス生成AI機能を提供する」と謳う。
「s」セグメントは「Plus」や無印よりも性能は低いが、「Snapdragon 7s Gen 2」よりもCPUは20%、GPUは40%高速化し、AI性能が30%向上し、電力性能も12%向上する。
Qualcommは、「オンデバイスAIサポートを含む7シリーズの主要機能を選択することで、7シリーズの最高の機能をより多くの中級デバイスにもたらす」とし、「あらゆる価格帯でクラス最高のモバイル体験を消費者に提供するというわれわれの取り組み」の一環だと説明する。
シャープ、Samsung、Xiaomi、Realmeなどが、向こう数カ月以内にこのプロセッサの採用を発表する予定だ。まずはXiaomiが、9月に発表する新デバイスでSnapdragon 7s Gen 3を採用する。
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