2024年度の「AIスマホ」出荷台数は前年から3倍に増加、約6割が購入意向あり MM総研が調査

» 2024年08月29日 17時17分 公開

 MM総研は、8月29日にAI(人工知能)スマホの出荷台数推移/予測と一般消費者を対象としたAIスマホの購入意向について発表した。

 同社はAIスマホを、「端末に搭載される生成AIで通信を介さず各種コンテンツを効率的に生成、変換、編集できる、AI機能を実現するSoCを搭載、メーカーがAI機能を訴求もしくはAIスマホと位置付けているもの」と定義。また、発売時点ではAIスマホとしての機能を有していなくても、発売後のソフトウエアアップデートなどでAIスマホ化する製品も含めている。

 同社の調査によれば、2023年度のAIスマホ出荷台数は385.3万台で、スマホ出荷台数に占める比率は15.1%。2024年度は1149万台(前年度比198.2%増)、AIスマホ比率は44.2%(同29.1ポイント増)で、今後2028年度には2317万台(スマホ比率88.0%)に拡大すると予測している。

MM総研 AIスマートフォンの出荷台数推移/予測(2023年度〜2028年度)

 2023年度発売の端末で、発売時点でAIスマホ機能を利用できた端末はGoogleのPixel 8/Pixel 8 Pro、サムスン電子のGalaxy S24/Galaxy S24 Ultraの4モデル。2024年8月時点ではサムスン電子が13モデルと最多で、Googleは7モデルとなる。その他シャープのAQUOS R9、モトローラのmotorola edge 50 pro/edge 50s proもAIスマホに位置づけられる。AppleにAIスマホとして利用できるモデルはないが、2024年秋以降に発売されるiPhoneにはAppleの生成AIサービス「Apple Intelligence」が搭載されると予測する。

 サムスン電子、シャープ、モトローラはSoC(プロセッサ)にSnapdragonシリーズを搭載。Googleは「Tensor」、Appleは「A17 Pro(iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxの場合)」と自社製を搭載し、今後は台湾「MediaTek」搭載モデルが登場すると予測できる。

 AIスマホの購入意向は「購入したい」が13.8%、「検討したい」が47.4%で合計61.2%に。年代別でみると若年層ほど高い購入意向を示す傾向があり、購入意向者が現在利用するスマホ(割引適用後)の購入価格を加重平均で算出すると64万4114円、AIスマホを購入する場合に支払ってもよい上限額は7万6798円となった。

MM総研 AIスマートフォンの購入意向

 AIスマホで利用したい機能(複数回答)は、「Webページの要約や翻訳」(37.2%)、「Web検索のサポート機能」(36.9%)、「リアルタイムでの対面の音声通訳や通話時の通訳、チャット翻訳」(34.9%)、「迷惑電話対策機能」(32.7%)、「写真・動画撮影時のシーンを自動分析」(30.9%)が上位となる。画像/動画関連機能はSNS投稿との親和性が高いことから、若年層ほど利用意向が高く、翻訳機能や迷惑電話対策の機能は高齢層から高く支持されている。

MM総研 AIスマートフォンで利用したい機能

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月27日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  3. 「iPhone Duo」画面不具合の報告がSNSで話題 店頭デモ機の過酷な使用環境が起因か (2026年10月26日)
  4. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  5. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  6. KDDI、子会社モビコムのモンゴルでの火災について事実関係を公表 「法令違反行為を行っていない」 (2026年10月24日)
  7. 20〜30代限定の「ダイナースクラブ ゴールド」登場 スタバやスマホで10倍還元、「食べログプレミアム」が実質無料 (2026年10月26日)
  8. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  9. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  10. iFixitが「iPhone Duo」を分解 折りたたみスマホで最も修理しやすいが内側画面の修理に課題 (2026年10月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー