Samsung Electronics(サムスン電子)製の新型スマートフォン「Galaxy S24シリーズ」。その目玉機能となる「Galaxy AI」が、折りたたみスマートフォンなどにも搭載される。サムスン電子ジャパンは2024年4月18日にOne UI 6.1へのアップデートを行い、Galaxy AIによる通話時の翻訳や文字起こしなどを可能にする。アップデートについては4月中旬以降の実施が予告されていた。
One UI 6.1かつGalaxy AIに対応するのは、スマートフォンが「Galaxy S23」「Galaxy S23 Ultra」「Galaxy S23 FE」「Galaxy S22」シリーズ、折りたたみスマートフォンが「Galaxy Z Flip5」「Galaxy Z Fold5」「Galaxy Z Flip4」「Galaxy Z Fold4」、タブレットが「Galaxy Tab S9」シリーズ、「Galaxy Tab S8」シリーズだ。
このうち、Galaxy S22シリーズ、Galaxy Z Flip4、Galaxy Z Fold4、Galaxy Tab S8シリーズは5月下旬以降にアップデートされる。
通話アプリでは双方向翻訳が可能になり、日本語を含む13カ国語に対応する。メッセージングサービスでは翻訳アプリを介さずに翻訳できる。ボイスレコーダーでは録音データのテキスト化、翻訳、要約の作成が可能だ。ただし、Pixelシリーズのようなリアルタイムでの文字起こしではない。「Samsung Notes」では要約、タイトル、表紙が自動で作成される。
他にも、スマートフォンのカメラを使った撮影、編集の機能にAIが活用される。フレーム補間でスローモーション動画を作成可能な「Instant Slo-mo(インスタントスローモーション)」や、編集時に余分な反射のみを削除でき、撮影した写真の角度を補正し、不足した部分はAIで生成できる。
これら一連のAIがGalaxy AIと銘打たれている。これを支えているのが同社独自開発のものではなく、Google Cloudの「Gemini Pro」や「Imagen 2」だ。これらはクラウドベースのAIとなるが、端末上で処理を行う「Gemini Nano」も活用し、AIによるユーザー体験だけでなく、セキュリティ面にも配慮したという。
各デバイスで利用可能になる機能名は次の通りとなる。
※利用できる機能はモデルごとに異なる
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