9月20日にiPhone 16シリーズが発売されました。発表前は円安による値上げが懸念されていましたが、Apple Storeの価格はiPhone 15から据え置きだったので安心しました。ただ、それでもiPhoneは高額です。そこで今回はiPhone 16シリーズを最もお得に購入する方法を解説します(価格は全て税込み)。
前提として、iPhone 16シリーズの各機種はどこでも買っても仕様の違いはありません。キャリアで買ってもSIMロックはなく、対応周波数帯も同じなので、iPhone 16本体は使用するSIMのキャリアにかかわらず、最も安いところで買いましょう。
iPhone 16シリーズはApple Storeとドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで販売されています。まずはiPhone 16シリーズ各機種の通常価格を比較してみましょう。
毎年のことながら、価格は全機種/全容量でApple Storeが最安値です。4キャリアの中では楽天モバイルが全機種で最安値ですが、それでも最大20%ほどApple Storeより割高です。逆に最も高いのはiPhone 16(128GB)がau、iPhone 16(512GB)がソフトバンクで、それ以外は全てドコモです。Apple Storeより25%ほど高い機種もあります。
Apple Store以外でiPhone本体のお得な購入場所として挙がるのが楽天モバイル公式 楽天市場店です。楽天モバイル公式 楽天市場店のiPhone価格は楽天モバイル公式サイトと同じですが、楽天市場店なら購入金額に応じて楽天ポイントが還元されるため、ポイントを含めるとApple Storeよりお得に買える場合もあります。
ただしiPhone 16は発売日時点でのApple Storeとの価格差が大きく、楽天市場でのポイント還元率が14%から19%以上ないとお得になりません。筆者もよく楽天市場で買い物をしますが、14%の還元率になることは少ないので、今は素直にApple Storeで買う方がお得でしょう。
楽天モバイル公式 楽天市場店もiPhone本体が安く買えることで人気だが、iPhone 16はApple Storeとの価格差が大きく、かなりのポイント還元率がないとAppleに及ばないだろう(画像は楽天モバイル公式 楽天市場店より)ただし、発売からしばらくすると楽天モバイルのiPhone価格は値下げされます。iPhone 15シリーズも発売時は高かったものの、2024年2月頃に値下げされ、10%ほどの還元率があればApple Storeよりお得に買えるようになりました。今すぐ必要でない人は、楽天モバイルでの価格が値下げされるのを待ってもよいでしょう。
前章の通り、4キャリアにおけるiPhone 16シリーズの価格はApple Storeより高いので、iPhone 16を4キャリアで買うのはオススメしません。Apple Storeで本体のみを購入し、自分でSIMを差し替えて使ってください。
ただ、どうしてもキャリアで購入したい人は各社が提供する残価設定型の購入プログラムを利用しましょう。ドコモは「いつでもカエドキプログラム(+)」、auは「スマホトクするプログラム」、ソフトバンクは「新トクするサポート」、楽天モバイルは「買い替え超トクプログラム」という名称です。キャリアごとに異なるルールがあるものの、簡単に言えば「1年後、または2年後に本体を返却すれば安く買える」という仕組みです。
プログラム利用時の実質負担額の比較はこちらの記事を参考にしてください。
記事にある通り、プログラムを利用して購入しiPhone 16(128GB)を2年後に返却する場合、ドコモの実質負担額は最安で4万4440円です。Apple Storeの通常価格は12万4800円なので、2年しか使えないとはいえ、3分の1程度の負担で使えます。ソフトバンクは実質4万8504円、auは実質5万2250円、楽天モバイルは実質5万3848円です。
「iPhone 16 Pro Max」の予約争奪戦を制し、発売日に入手できたワケ 輝く「デザートチタニウム」を開封
iPhone 16シリーズで最も人気の高いモデルは? 読者アンケート結果発表
「iPhone 16/16 Pro」は何が進化した? iPhone 15シリーズとスペックを比較する
iPhone 16シリーズ4モデルは何が違う? サイズ、カメラ、ストレージなどの仕様を整理
「iPhone 16/16 Pro」に触れて実感した進化 16/16 Plusの性能底上げで“間違いない選択肢”にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.