では、Apple Storeで本体のみを買って2年後に売却するのと、キャリアでプログラムを利用して2年後に返却するのはどちらがお得でしょうか。iPhone 16の2年後の買い取り価格は分かりませんが、2年前に発売されたiPhone 14をもとに、iPhone 16(128GB)の場合で試算してみましょう。
iPhone 14(128GB)の発売時の価格は11万9800円でした。また、9月17日時点で大手中古スマホ店「じゃんぱら」での買い取り額は6万9000円です(中古ランクA、付属品なしの場合)。つまりiPhone 14(128GB)は、状態が良ければ発売から2年後でも約57.6%程度の価格で買い取ってもらえるということです。
iPhone 16(128GB)にこの数字を当てはめてみると、2年後の買い取り価格は7万1900円ほどです。つまり、約5万2900円で2年間使えることになります。これはauや楽天モバイルで2年後に返却した場合の実質負担額とほぼ同じで、ドコモやソフトバンクならApple Storeで買って2年後に売却するよりお得に使えます。
4キャリアのプログラムは端末返却時の減額基準が中古スマホ店の買い取りに比べると緩いため、安心感があります。もちろん、返却タイミングがある程度決まってしまう点はデメリットですが、2年おきに買い替える人はプログラムを使えばApple Storeで買うのと同じくらいの負担で購入できるでしょう。
iPhone 16シリーズはApple Storeが最安値ですが、さらにお得に購入する方法があります。それは楽天市場で購入したApple Gift Cardで購入する方法です。Apple Gift Cardとは、Appleのアカウントにチャージすることで、日本のApple StoreでiPhone/iPad/Macなどの製品の他、アプリやゲームの購入にも使える電子マネーです。
このApple Gift CardはAppleだけでなく楽天市場の「Apple Gift Card 認定店」でも販売されており、他の商品と同じく購入金額に応じてポイントが還元されます。お買い物マラソン、楽天スーパーセールや5の付く日、0の付く日で買えば、10〜15%程度の還元率も可能です。このApple Gift CardでiPhoneを買えば、Apple Storeの通常価格からさらに実質10%以上安く手に入れられます。
ただし、Apple Gift Cardは購入に上限額があります。初回購入から45日間は1万円分までしか購入できず、46日目以降も人により上限が設定される場合があります。46日目以降の上限は15日前後でリセットされるものの、その後も一度に高額の購入はできないため、iPhone購入前から計画的に積み立てておかなければなりません。頻繁に実施するお買い物マラソンや3カ月に1回のスーパーセールなどの高還元の日を狙い、少しずつ購入していきましょう。iPhone 16のために今から積み立てた場合、早くて年末くらいには購入できるはずです。
以上、iPhone 16シリーズをお得に購入する方法の解説でした。例年のことながら、iPhoneはApple Storeで購入するのがお得です。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルを契約中の人も、Apple Storeで本体を買って自分でSIMを差し替えて使いましょう。今すぐ必要でない人はApple Gift Cardをコツコツ積み立てるのもオススメです。
どうしてもキャリアで買いたい人は、各社の残価設定型の購入プログラムを利用してください。このプログラムを利用しない場合は、キャリアで購入するのは損です。
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