車両モーションキューの設定は、「設定」アプリ内にある「アクセシビリティ」の「動作」から行える。
ただし、階層が深いので、実際にオン・オフなど、その挙動を切り替えるには、iPhoneのコントロールセンターに「コントロール」を配置しておくか、ショートカットをカスタマイズしておくのが良い。
ここでは、コントロールセンターに表示する手順を紹介しておこう。具体的には、コントロールセンターを表示し、画面左上にある「+」をタップ。コントロールを編集できる画面になったら、下部にある「コントロールを追加」をタップしよう。あとは、表示されたコントロールの一覧から「車両モーションキュー」を配置する。
表示された車両モーションキューのコントロールをタップすると、「車両で自動的に表示」「オン」「オフ」の3種類の挙動を選択できる。
自動を選択した場合の細かい挙動を全て把握できているわけではないが、設定アプリ内の説明では「“自動”では、車両の動きが検出されると点が表示され、動きが止まると点は表示されなくなります」とされている。
ただし、筆者が検証した範囲では、「車両で自動的に表示」を選択しておいた場合、普段オーディオ再生でBluetooth接続している自動車に乗車した場合に、走行状態でなくとも、車両モーションキューが画面に表示されていたことがあった。一方、走行中の新幹線やバスに乗車している場合に、うまく車両モーションキューが表示されない場面もあった。これらのケースに備えるならば、手動でオンやオフを切り替えながら、車両モーションキューを制御する必要も出てくる。
機能の効果としては、筆者が新幹線やバスの乗車時に試した感想としては、車両モーションキューが表示されると、乗り物酔いの発生は十分に軽減されたと感じた。動く点は最初こそ煩わしく感じるかもしれないが、数時間も触っていれば気にならなくなる。移動時間のiPhone操作で乗り物酔いに困っているという方は、ぜひ試してみるといいだろう。
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