では、Apple Watchはどのようにして処分すればよいのだろうか。方法は大きく2つある。
1つはApple Storeでのリサイクル。Appleは「Apple製品のリサイクル」というページで「使い終わったMac、iPad、iPhone、iPod、Apple Watch等のApple製品をお近くのApple Storeまでお持ちください」と案内している。近くにApple Storeがあれば、出向いてスタッフに相談してみるといい。
もう1つは宅配でのリサイクルだ。近くにApple Storeがない場合はこちらを利用しよう。宅配でのリサイクルはリネットジャパンリサイクルが行う。希望者は「Apple製品宅配リサイクル」というページから個人か法人かを選び、回収梱包(こんぽう)数や回収日時、氏名、住所などを入力して申し込む。
Appleでは「使い終わったMac、iPad、iPhone、iPod、Apple Watch等のApple製品をお近くのApple Storeまでお持ちください」と案内している。使い終わった製品のリサイクルは下取りとは違うので気をつけよう。画像はAppleの「Apple製品のリサイクル」より引用
宅配でのリサイクルはリネットジャパンリサイクルを介して行う。個人か法人を選んで、回収梱包数や回収日時などを入力して申し込むと、宅配業者が引き取りにくる。画像はリネットジャパンリサイクルの「Apple製品宅配リサイクル」より引用なお、各自治体に設置されている小型家電のリサイクル・回収ボックスへ持参する方法もあるが、回収対象品のリストにApple Watchやスマートウォッチの記載はない。千葉県船橋市はWebサイトで「(回収ボックス)の投入口(15cm×30cm)に入るものに限る」と明記している。これを読むに、Apple Watchもサイズとしてはこの条件を満たしているため、問題はないだろうが、グレーなところだ。
無理に記載のない各自治体へ持参せず、Apple Storeでのリサイクルか、リネットジャパンリサイクルによる宅配リサイクルを頼るのが無難といえる。
最後に最も気を付けたいのが個人情報の漏えいだ。初期化の作業はユーザー自身で行う必要がある。これをせずにリサイクルに出した場合、個人情報が漏えいするリスクは十分ある。バッテリーの劣化などで起動しない場合は無理に起動しない方がいいが、バッテリーが膨張せず安全に起動できる状態なら初期化を必ずした方がいい。
Appleも「リサイクル対象の製品の引き渡しまでに、その製品に含まれるプログラムやデータなどを、お客さまの責任において全て消去する必要があります。プログラムやデータの消去や削除を行わないまま製品の引き渡しをした場合、Appleはそれらの破損や漏えいなどについて一切の責任を負いません」としている。
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