ITmedia Mobileでは、部屋の整理で見つかった「iPhone 4」の処分方法を、9月に掲載した。その記事の執筆時に気づいたことがあった。それは「型落ちし過ぎたApple Watchの処分方法」だ。
そもそもiPhone 4は14年前に発売されたスマートフォン。長年、机の中に眠ったままになっていたがゆえに、本体内部のリチウムイオンバッテリーが膨張し、本来は閉じているはずの背面パネルが気づいたときには開いていた。
このような状態の携帯電話は中古品として売却することは難しく、使用済小型家電として市区町村区役所の回収ボックスや、携帯キャリアショップへ持ち込むことで処分できる。ここまでがiPhone 4の処分についての記事でまとめた内容だ。
ただ、調べると、携帯キャリアショップではApple Watchの回収は行っていないことが分かった。
NTTドコモの「携帯電話の回収に関するよくあるお問い合わせ」というページには、「回収物品は携帯電話だけですか」という問いに対し、「スマートフォンを含む、携帯電話本体、付属品(ACアダプターなど)、電池パックです」とだけ記載がある。
他のキャリアはどうか。
各社ともにおおむね同じような文言で、回収の対象があくまでも携帯電話とそれに付属するバッテリー、充電器だと示している。ここでいう携帯電話はフィーチャーフォン(日本ではガラケーとやゆされるもの)とスマートフォンだ。
つまり、Apple Watchはキャリアショップにおける回収の対象外というわけだ。
皆さんの中には、iPhoneとApple Watchを日頃からセットで使う人や、Apple Watch単体でモバイルデータ通信を行い、ランニングしながらストリーミングサービスで音楽を聴く人など、Apple Watchを生活必需品と捉える人も多いのではないだろうか?
だが、iPhoneは売却か処分ができたとしても、型落ちし過ぎて売却できないApple Watchをどうやって処分していいのか分からない人もいるだろう。
バッテリーが膨張した14年前の「iPhone 4」、どうやって処分する? ドコモに相談してみた
発熱する「iPhone 12 mini」のバッテリー、よく見ると膨張……街中の修理店で交換した結果は?
スマホ買い取り時に注意したい“おサイフケータイ”のデータ 削除方法は?
個人間でスマホを売却するのは危険? データ消去を手掛けるブランコ・ジャパンに聞く
中古スマホ買い取り後に何が行われているのか?――ゲオの流通センターで見てきたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.