「auマネ活プラン+」は何が変わったのか? 旧プランとの違い、最大5000ポイント還元の条件を整理する(1/2 ページ)

» 2024年11月27日 11時55分 公開
[田中聡ITmedia]
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 KDDIと沖縄セルラーが、2024年12月3日から新料金プラン「auマネ活プラン+」を提供する。

 auマネ活プラン+は、現在提供している「auマネ活プラン」をアップデートしたもので、au PAYやau PAY ゴールドカードを利用した際の還元率がアップしている。KDDI パーソナル事業本部 マーケティング本部 副本部長の渡邊和也氏は、「資産形成の特典はそのままに、Pontaポイントが一番たまるプランにパワーアップしている」とアピールする。

auマネ活プラン+ 12月3日から提供する新料金プラン「auマネ活プラン+」
auマネ活プラン+ KDDI パーソナル事業本部 マーケティング本部 副本部長の渡邊和也氏

 ここでは、現行のauマネ活プランとの違いや、KDDIが新料金プランを提供する狙いをまとめる。料金は全て税込み。

au PAYとau PAY ゴールドカードの利用で最大3000ポイント還元

 auマネ活プラン+では、決済サービスでよりPontaポイントがたまる特典として、大きく3つを用意している。

 1つ目が、サービス利用と支払いによる特典。au PAY カード会員に対して300ポイントを還元、au じぶん銀行の口座保有で300ポイントを還元、通信料金の支払い方法にau PAY カードを設定して引き落とし先をau じぶん銀行に設定していると400ポイントを還元する。還元ポイントの合計は1000ポイントとなる。

 現行のauマネ活プランでは、通信料支払いによる還元条件がau PAY カード/ゴールドカードまたはau じぶん銀行の設定だったが、auマネ活プラン+ではクレカと銀行の双方を必須とすることで、還元ポイントが200から400に上げている

auマネ活プラン+ au PAY カードとau じぶん銀行の連携で最大1000ポイントを還元する

 2つ目が、au PAY決済特典。au PAY ゴールドカードのユーザーがau PAYで決済をする場合、還元率を最大1%(150ポイント)から最大5%(1500ポイント)にアップする(+1350ポイント)。5%還元の内訳は、ベースポイントの0.5%に、プラン特典の4.5%を上乗せしたものになる。

 3つ目が、au PAY カード決済特典。au PAY ゴールドカードで支払った際の還元率を、最大1.5%(250ポイント)から最大5%(1500ポイント)にアップする(+1250ポイント)。こちらの5%還元の内訳は、ベースポイントの1%に、プラン特典の4%を上乗せしたものになる。

 au PAYとau PAY ゴールドカードの最大1500ポイント還元は、毎月いくら使えば得られるのか。双方ともベースのポイント還元に上限はなく、プラン特典の還元率で計算する必要がある。au PAYの場合は4.5%還元で毎月約3万3400円以上、au PAY ゴールドカードの場合は4%還元で毎月約3万7500円以上、合計で7万円強使う必要がある。「au PAYとクレカのダブルでたまるので、無駄なく還元を受けられる」(渡邊氏)のが特徴だ。

【訂正:2024年11月27日23時15分 初出時、au PAYとau PAY ゴールドカードで最大還元を得るための条件の説明に誤りがありました(プラン特典の還元率で計算していませんでした)。おわびして訂正いたします。】

auマネ活プラン+ au PAY決済とau PAY ゴールドカード決済によるポイント還元率をそれぞれ最大5%にアップする。ただし最大5%還元にはベースの還元率が含まれているので、1500ポイント還元を受けるためには、au PAY決済の場合は4.5%、au PAY ゴールドカードの場合は4%で計算する必要がある

 サービス利用による最大1000ポイントと、au PAYとau PAY ゴールドカードでの最大3000ポイントの還元を合わせて、日々の買い物で4000ポイントの還元を受けられる。auマネ活プラン+の基本料金は月額8778円。ここから「auスマートバリュー」として1100円を引くと月額7678円になり、買い物で還元される4000ポイントを引くと、月額実質3678円になる。

auマネ活プラン+ 日々の買い物と支払いで月4000ポイント還元を無理なく受けられると訴求する

 さらに、12月1日からau PAY ゴールドカードの特典として「ポイントアップリワード」を提供する。au PAY ゴールドカードからau PAY 残高にオートチャージした金額に対して、条件の達成に応じて最大5%(1000ポイント)を還元する。これにより、au PAYでの買い物とオートチャージに対する還元率が、合計で10%にアップする。「最大5%をずっと(還元し)、ポイントアップリワードでさらに5%を上乗せする。au PAYの還元率を最大10%に大幅パワーアップする」(渡邊氏)

 オートチャージ特典の内容と還元率は以下の通り。

  • au PAY ゴールドカード会員……1%
  • auじぶん銀行をau PAY ゴールドカード利用料金の引き落とし口座に設定……1%
  • auでんき料金の支払いをau PAY ゴールドカードに設定……1%
  • au PAY ゴールドカード(家族カード)を保有かつ家族カードを利用……1%
  • ETCカードを保有かつ年1回以上利用……1%
auマネ活プラン+ ポイントアップリワードにより、au PAY 残高へのオートチャージで最大5%還元を追加で受けられる
auマネ活プラン+ auマネ活プラン+の特典とポイントアップリワードにより、au PAYの決済とオートチャージで最大10%還元を受けられる

 つまり、金融サービス利用とポイントアップリワードの条件を全て満たし、au PAYとau PAY ゴールドカードで毎月合計7万円強買い物をすると、合計で月5000ポイントが還元されることになる。

マネ活プランよりも基本料金は値上げも、還元率はアップ

 現行のauマネ活プランの基本料金は月額7238円なので、auマネ活プラン+では1540円の値上げとなるが、金融サービス利用と決済の最大還元が合計2800ポイントアップしているので、差分は吸収しやすい。渡邊氏も「金融特典を利用いただくことで、今のマネ活プランよりも安く利用できる」と説明する。

 また、au PAYとau PAY ゴールドを使用した際の上限還元は、日々の買い物で達成しやすいことも訴求する。

 KDDIは、世帯平均消費支出が合計約29.4万円の家庭を例に出して説明する。食費8.7万円のうち3.3万円をau PAYで支払うと1500ポイントが還元され、家賃や光熱費4.2万円とショッピング5.2万円のうち3.7万円をau PAY ゴールドカードで支払うと1500ポイントが還元される。これにポイントアップリワードの1000ポイント還元を合わせ、auの決済サービスを毎月計7万円利用すると、日々の買い物で4000ポイントが「無理なくたまる」とする。

auマネ活プラン+ 4000ポイント還元を受けられるシミュレーションの例
auマネ活プラン+ 買い物の特典、毎月の特典、資産形成の特典を合わせると、毎月約7400円、年間約8万9000円相当がたまるという

 この他、au じぶん銀行の金利を年最大+1%優遇する特典、クレカ積立特典として、auカブコム証券での投資信託でau PAY カードまたはau PAY ゴールドカードを使って引き落とすと、12カ月間は最大3%、13カ月目以降は最大2%を還元する。

auマネ活プラン+ 資産形成の特典は継続する
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