増え続ける迷惑電話に有効 iPhone「ライブ留守番電話」とPixel「通話スクリーニング機能」の使い方

» 2024年12月09日 15時18分 公開
[山本竜也,ITmedia]

迷惑電話を解消するのに有効な機能として、「ライブ留守番電話」がiOS 18で日本語に対応しました。Pixelにも、近いことができる「通話スクリーニング機能」が搭載されています。この記事では、それぞれの機能の内容や使い方などをまとめてみました。

 SNSを見ていると、最近迷惑電話が増加しているようです。実際、筆者自身も勧誘系の電話が急に増えたと感じています。1件ずつブロック設定をおこなっていますが、非常に手間がかかるのが現状です。

 こうした問題を解決するのにも使える便利な機能として、「ライブ留守番電話」がiOS 18で日本語に対応しました。Pixelにも、近いことができる「通話スクリーニング機能」が搭載されています。この記事では、それぞれの機能の内容や使い方などをまとめてみました。

ライブ留守番電話 iPhoneの「ライブ留守番電話」

 ライブ留守番電話は、相手が留守番電話にメッセージを残している最中に、リアルタイムでその内容を文字に書き起こしてくれるという機能です。英語ではiOS 17で追加されていましたが、iOS 18で日本語に対応しました。リアルタイムに表示される内容を確認し、相手がメッセージを残している間にその電話に出ることもできます。

 設定方法は、「設定 > アプリ > ライブ留守番電話」をオンにするだけです。

ライブ留守番電話 「設定」→「アプリ」→「ライブ留守番電話」で有効にできます

 後は、電話がかかってきた際に、応答せずにしばらく放置するとライブ留守番電話に切り替わり、相手がメッセージを残すとその内容がリアルタイムに表示されます。その様子をリアルタイムで見ていなくても、電話アプリの「留守番電話」で通常の留守番電話と同様に音声および文字起こしした内容を確認できます。

ライブ留守番電話 留守番電話に切り替わると、自動的に文字起こしが行われます。留守番電話の画面からも、文字起こしされたメッセージを確認可能です

 携帯キャリアのオプションサービスとしての留守番電話に加入する必要はなく、iPhone自身に留守番電話を記録することが可能です。ただ、iPhoneの電源がオフ、あるいは圏外の場合には留守番電話は利用できません。キャリアの留守番電話を利用している場合には、ライブ留守番電話が利用できない状況ではキャリアの留守番電話につながります。

 機能としては留守番電話そのものですが、リアルタイムで文字起こしされるので、迷惑電話だと分かった時点で無視することが可能。相手の声を聴くこともありません。必要な電話であれば、メッセージを残している間に応答することができるのは、通常の留守番電話と同じです。

 なお、相手側からは通常の留守番電話としか思えないので、メッセージを残さずに電話を切られてしまうと相手が誰だか分かりません。メッセージを残さない時点で、重要な要件ではなく無視していい相手と判断してもいいかもしれませんが、その点は注意が必要です。

Pixelの「通話スクリーニング機能」

 Pixelスマートフォンで利用できる通話スクリーニング機能は、留守番電話とは異なり、Googleアシスタントが代わりに音声で応答してくれるというものです。

 デフォルトで有効になっている、というよりも無効にする方法はありませんが、Pixelにインストールされている電話アプリの「設定」→「通話スクリーニング」→「音声」から、応答するGoogleアシスタントの音声を変更できます。「音声1」は女性っぽい声、「音声2」は男性っぽい声となっています。

通話スクリーニング機能 機能を無効にはできませんが、応答する音声を選ぶことは可能です

 着信があった場合、画面上に表示される「通話スクリーニング」をタップすると、通話スクリーニングが開始されます。米国では自動的にスクリーニングが開始できますが、日本ではまだ提供されていません。

通話スクリーニング機能 着信時に「スクリーニング」をタップすると、スクリーニングが開始されます。留守番電話ではないので、ユーザーによるリアルタイムな操作が必要です

 代わりに応答してくれるといっても、Google アシスタントが自由に会話を行うわけではなく、最初のメッセージ以外は、ユーザーが画面に表示される選択肢を選んでいく形です。相手には、選択したメッセージに応じた音声が流れます。

 メッセージとしては、以下のようなものが用意されています。

  • [ご用件をどうぞ] →「詳しいご用件をお話しください」
  • [着信相手の名前を確認] →「確認のため、もう一度お名前をお聞かせください」
  • [内容をよく理解できませんでした] →「うまく聞き取れませんでした。もう一度お話しください」
  • [急ぎの用件か確認] →「お急ぎのご用件ですか?」
  • [後ほどおかけ直しください] →「ただいま電話に出ることができません。しばらくしてからおかけ直しください。お電話ありがとうございました」
  • [後ほど折り返す] →「ただいま電話に出ることができません。後ほどこちらからご連絡いたします。お電話ありがとうございました」
  • [電話番号をお間違えのようです] →「電話番号をお間違えのようです。お電話ありがとうございました」
  • [スパムとして報告]→「この電話番号を連絡先リストから削除してください。お電話ありがとうございました」

 相手が迷惑電話だと分かれば、いちいちメッセージを選択せずにそのまま電話を切ることも可能です。

 なお、通話スクリーニングで対応中は、相手の声は聞こえませんが、会話内容は画面上にリアルタイムで表示されます。また、通話スクリーニングの内容は、電話アプリの履歴から確認可能です。

 留守番電話ではないので、ユーザーによるリアルタイムな対応が必要です。会議中など電話に出られないタイミングで電話がかかってきたときに、相手が知り合いなら着信拒否をして、すぐにメッセージで連絡をする、といったことをしたことがある人もいると思いますが、それをもっとスマートに行うイメージです。

 Pixelの通話スクリーニングは、知らない番号からかかってきた場合などには非常に有効ではないかと思います。相手の声を聞く必要がないというのも精神的には楽でしょう。これらの機能をうまく活用して、不要な電話ストレスから解放されましょう。

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