このように、Phone (3a)はアイデンティティーだったデザイン性だけでなく、望遠カメラやAIの機能が加わり、よりオールラウンドでコストパフォーマンスに優れたスマートフォンといえる。背面LEDや透明パネル、UXを含めNothingの哲学をさらにブラッシュアップして体現しており、Phone (2a)よりも進化点がめじろ押しだ。
そんなNothingは今回、新たな販売パートナーとして迎えたのが、楽天モバイルだ。MNOがNothing製品を取り扱うのは今回が初めてとなる。なお、Phone (3a)はMVNOのIIJmio、ECサイトのAmazon、家電量販店のビックカメラ、ヨドバシカメラも取り扱う。
Nothingが販売パートナーに楽天モバイルを迎えた理由について、黒住氏は「楽天モバイルが全国に店舗を構える点」を挙げる。Phone (3a)は、楽天モバイルの公式サイトだけでなく、一部の店舗(100店舗)でも取り扱う。カラーはホワイト、ブラックの他、楽天モバイルだけの限定カラーであるブルーを用意する。
楽天モバイルの大久保氏は、「Nothingの独創的なデザイン、そして先進性、それでいて優れたコストパフォーマンスを持っているPhone (3a)と、(原則)データ無制限かつ低廉な『Rakuten最強プラン』を組み合わせることで、新しい価値をお客さまに届けられるのではないか? というところから協議に至った」と、Phone (3a)を取り扱う理由を述べた。
価格はホワイトとブラックの8GB+128GBが5万4800円、同2色の12GB+256GBが5万9800円だが、ブルーの8GB+128GBが5万6900円、同色の12GB+256GBが6万1900円と通常カラーに比べてやや割高となっているが、割引施策により、お得に購入できる。
楽天モバイルに初めて申し込み、かつ他社からMNPで乗り換え、Phone (3a)を購入した人に対して、最大2万ポイントを還元する。この施策により、他の色より8GB+128GBが3万6900円、12GB+256GBが4万1900円となり、やや高価なブルーでも、実質的には割安感が出た。
大久保氏は、楽天モバイルのみが販売する限定カラーのブルーが発売日当日から100店舗で展示されることを明らかにし、「近くの楽天モバイルショップに足を運び、Phone (3a)を手に取ってその素晴らしさを体験してほしい」と語った。
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