新色や謎のキーがある「Nothing Phone(3a)/(3a) Pro」にいち早く触れた 2モデルは何が違う?(1/2 ページ)

» 2025年03月10日 11時24分 公開
[村元正剛,ITmedia]

 Nothing Technologyが3月4日、最新スマートフォン「Nothing Phone(3a)」シリーズを発表した。オンラインで発表され、リアルの発表会は開催されなかったが、世界最大級のモバイル展示会「MWC 2025」が開催されているスペイン・バルセロナで、いち早く実機に触れることができた。率直なインプレッションをお届けしよう。

Nothing Phone (3a) 正式発表日の前日に、MWC 2025の会場で外観が公開された。左がNothing Phone(3a) 、右がNothing Phone(3a) Pro

正式発表に先駆けて、MWCで実機を公開

 Nothing Phone(3a)シリーズが最初にお披露目されたのは、MWC 2025が開幕した3月3日の11時(日本時間は3月3日19時)。MWC会場内のQualcommブースで外観が公開された。

 MWCは、日本でいえば幕張メッセやパシフィコ横浜のような広い会場に世界中のモバイル機器のメーカー、サプライヤー、ベンダー、通信キャリア、サービスプロバイダーなどが集まって開催される。Qualcommのブースは比較的目立つ場所にあり、なおかつ広い。そこに、大きな布で隠された展示ケースが設置され、11時ちょうどに布が外された。MWCの一般来場者からも注目を集めていたようだ。

Nothing Phone (3a) カウントダウンの後、Nothingの共同創業者のAkis Evangelidis氏(左)とQualcommのChristoper Patrick氏(右)によって除幕された

 事前にティーザー映像で公開されていた通り、Nothing Phone(3a)とNothing Phone(3a) Proの2台を公開。サイズは同等だが、背面デザインは異なる。ここでは、ショーケースでの展示のみで、実機に触れることはできなかった。ちなみに、Nothing Phone(3a)は白で、Nothing Phone(3a) Proはグレーで、ここではカラバリは発表されなかった。

Nothing Phone (3a) MWCの会場では実機に触れることはできなった

 発表イベントにはNothingの共同創業者のAkis Evangelidis氏とQualcommのChristoper Patrick氏が登壇。さらに、進行役としてLucy Hedges氏が登場した。後で調べたところ、彼女はBBCのTV番組のパーソナリティーで、ガジェットに詳しいことでも有名な人らしい。

Nothing Phone (3a) Lucy Hedges氏がAkis Evangelidis氏にインタビューする形式でイベントは進行。Evangelidis氏はユーザーの声に応えて、最高のスマホを作ったとアピールしていた

 Qualcommブースで公開されたのは、Nothing Phone(3a)シリーズがQualcommの「Snapdragon 7s Gen 3」を採用しているため。同チップのパフォーマンスの高さやAIやゲームにも強いことが語られていた。

Nothing Phone (3a) 15分程度のセレモニーだったが、Qualcommブースには多くのメディアやMWCの来場客が集まり、盛り上がった

Phone(3a)のカラバリに新色が登場

 そのイベントの翌日、3月4日の11時に、YouTubeのNothingアカウントでNothing Phone(3a)シリーズは正式に公開され、詳しい仕様が明らかになった。

 発表日の夜には、バルセロナ市内の雰囲気のよいレストランでメディアを招いて、ローンチパーティーを開催された。そこには、Nothing Phone(3a)シリーズの実機が置かれており、実際に触れたり、撮影したりすることができた。説明員が付くわけではなく、お酒を飲みながら、自由に楽しんで! といった雰囲気だった。筆者は2024年もバロセロナでNothingのパーティーに参加したが、当時よりも規模が大きくなっていた。

 パーティーにはNothing Phone(3a)シリーズの全色が展示されると聞いていたが、確認できたのは、Phone(3a)のブラック、ホワイト、ブルーと、Phone(3a) Proのブラック。前日にQualcommブースで見たPhone(3a) Proのグレーは確認できなかったが、どこかにはあったのかもしれない。ともあれ、最も注目されていたのは新色のブルー。これまでにありそうでなかった、落ち着きのある青だ。

Nothing Phone (3a) Nothing Phone(3a)のカラバリは3色。価格は329ユーロ(約5万2700円/8GB+128GBモデル)から
Nothing Phone (3a) Nothing Phone(3a) Proのブラック。グレーの方が背面の意匠がはっきり見える。価格は459ユーロ(約7万3500円)から

 両モデルの仕様は共通する部分が多く、ディスプレイはどちらも約6.77型の有機EL。手にしたときのサイズ感は前モデルのPhone(2a)や、その上位モデルのPhone(2)と同等。iPhone 16、Google Pixel 9あたりを使っている人が持つと大きく感じるだろう。

Nothing Phone (3a) ディスプレイは約6.77型。プリインストールアプリに「Essential Space」と「Gallery」が追加されたようだ

新たに追加されたEssentialキーを押してみた

 右に電源キー、左に音量キー、底部にUSB Type-Cポート、SIMスロットというインタフェースは従来モデルと同じ。そして、Phone(3a) シリーズの大きな特徴となりそうなのが、電源キーの下に追加された「Essentialキー」だ。

Nothing Phone (3a) 右側面の上にあるのが電源キー、下にあるのがEssentialキー
Nothing Phone (3a) 左側面には音量キーを搭載
Nothing Phone (3a) 底部はnanoSIMスロット、マイク、USB Type-C接続口、スピーカーの順に並ぶ

 実際に操作してみたところ、軽く押しても反応せず、長押しするとボイスメモが起動した。2回続けて押すと「Essential Space」という新しいアプリが起動。Essential Spaceを起動している状態で1回押すとスクリーンショットが撮れた。短い時間での動作確認だったので、いまひとつ利便性はつかめなかったのだが、Essential Spaceは自分が必要とする情報を記録し、管理するアプリで、パーソナルAIアシスタント的に利用できるようだ。機能のアップデートやカスタマイズ性の向上にも期待できそうだ。

Nothing Phone (3a) Essentialキーの長押しでボイスメモが起動
Nothing Phone (3a) 2回押してEssential Spaceにアクセス
Nothing Phone (3a) 素早くスクショを撮ることもできる
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