OSには、Android 15ベースのNothing OS 3.1を採用し、デザインや操作性、カスタマイズ性も向上したという。ホーム画面には、アプリのアイコンやウィジェットをほぼ自由に配置でき、ソフトウェアレベルでNothingらしさを受け継いだ。最大6年間のアップデート(Android OSのアップデートは3年、セキュリティ更新は6年)を保証しており、長期使用も想定している。
OSにはAndroid 15をベースとしたNothing OS 3.1を採用。これまでのNothing Phoneシリーズと同様、ホーム画面ではタイルのようにアプリのアイコンやウィジェットが表示されるPhone (3a)の目玉機能の1つとして黒住氏が紹介したのが「Essential Key」だ。Phone (3a)のディスプレイに向かって右側面には、電源キーの下に新たに物理キーが追加され、利便性が向上した。
黒住氏は、「スマートフォンでスクリーンショットを撮影したり、通りすがりのカフェを覚えておきたいときに、カシャっとカメラで写真を撮ったり、(会話の内容を)忘れないようにボイスメモを残したり……」と、日常的にさまざまな方法で簡単に記録できるスマートフォンのメリットを挙げる一方、「記録を探すのが困難である」との指摘をした。
そんなときに「困らないように」という思いから新たに設計されたのが、Essential Keyキーだという。気になるコンテンツを見つけたときや、アイデアが浮かんだときにEssential Keyを押すと、端末内に情報が保存され、後から見返しやすくなっている。
Phone (3a)では、新しいアプリケーションとして、Nothing独自のAI機能「Essential Space」を搭載。先に挙げたユーザーの記録やアイデアを自動で整理し、提案や要約、アクションプランの生成までを行う“第2の記憶”として機能する。Essential Keyで記録保存したデータは、Essential Spaceアプリからも見返せる。
ニュースリリースでは、この機能について「Essential Space (early access)」と表記しており、さまざまな記録に素早くアクセスできる意味が込められていることが分かる。見た目や機能で大きな差別化を図りづらい多くのスマートフォンに対して、Nothingは「使いやすさ」でも勝負を挑んだ格好だ。
Nothingが新スマホ「Phone (3a)」発売、楽天モバイルが限定色を独占販売 5万4800円から
「Nothing Phone (3a)」と「Nothing Phone (3a) Pro」登場 Proは望遠カメラ強化、新AI「Essential Space」も
新色や謎のキーがある「Nothing Phone(3a)/(3a) Pro」にいち早く触れた 2モデルは何が違う?
4万円台からの「Nothing Phone (2a)」は誰向けか Phone (2)との比較で分かったこと
「Nothing Phone (2a)」発表 MediaTekの「Dimensity 7200 Pro」採用で、5万5800円からCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.