au回線で解禁された「iPhoneのRCS」を試す SMSより断然快適、メリットと課題は?(3/3 ページ)

» 2025年04月29日 14時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

PCからでも利用可能に スマホと同じアカウントを使うか、ペアリング作業が必要に

 PCでもスマートフォンと同じくメッセージを送受信できるのもRCSのメリットだ。

 Googleが提供している「PC版Googleメッセージ」機能を利用すれば、PCのWebブラウザからRCSを利用してやりとりできるようになる。この機能は、WindowsでもMacでも、OSに関係なく利用できる。設定さえ完了すれば、スマートフォンは手元に置いたまま、PCでメッセージの確認や送信ができる。

 使い方はとてもシンプルで、まずPCのブラウザでPC版Googleメッセージのサイトを開き、スマートフォンと同じGoogleアカウントでログインする。次にスマホのGoogleメッセージアプリを開いて、PC画面に表示される絵文字を選ぶだけで接続(ペアリング)が完了する。

 別の方法でもペアリングができ、PCに表示されるQRコードをスマートフォンのカメラで読み取るだけで設定が完了する。1台のスマートフォンに対して複数のPCやタブレットをペアリングすることも可能だ。

KDDI RCS 初回アクセス時はスマートフォンのカメラでPCのQRコードを読み取るとペアリングを行える。ペアリングの方法は複数あるが、QRコードが楽だと感じた
KDDI RCS PC画面に表示されたQRコードをスマートフォンのカメラで読み取る
KDDI RCS PCとスマートフォンをペアリング(Bluetoothペアリングではなく同期のような意味)すると、スマートフォンを操作せずにPCでRCSメッセージを送受信できる

 これまで、SMSが「1台のスマートフォンでしか使えないから不便」と感じていた人にこそ、こうした方法を使ってほしい。ただし、言うまでもなく、PCからアクセスする場合は、Wi-Fiネットワーク環境下にいる必要があるので注意が必要だ。

Google メッセージを標準搭載する動き KDDIはいち早く対応

 このように、RCSはグローバルではGoogleが主導する形で、キャリアに依存しないRCSの仕組みが整っていた。Androidでは、Googleが自前でRCSの仕組みを提供しており、どの回線を使っていてもRCSを利用できる。そして最近になり、ようやくiOSとの相互接続も進み、KDDI以外の国内キャリア側の対応さえ整えば、どの国内キャリアを利用していてもiPhoneとAndroid間でもRCSの機能を使えるようになる。

 日本はRCSの導入自体は早かったのだが、国内の各キャリアが独自のサービスとして運用していたために、利用者同士のやりとりが制限されてしまっている。+メッセージとRakuten Linkに互換性がないことが、この点を裏付けている。こうした影響を受けてか、近年はキャリア主導のRCSアプリではなく、Google メッセージを標準搭載するSIMフリーのAndroid端末が増えている。

 KDDIもこうした動きにいち早く目を付け、「メッセージサービスの魅力向上」に向けて、「Google メッセージアプリをAndroid端末の標準アプリとして今後、追加で採用する」と2024年5月16日に発表した。メッセージサービスの魅力向上が実るか否かは、残るドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルはどうしていくのか、この3キャリアの対応次第といえる。

KDDI RCS KDDIはニュースリリースで、「メッセージサービスの魅力向上」に向けて、「Google メッセージアプリを Android 端末の標準アプリとして今後、追加で採用する」としている
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月17日 更新
  1. なぜ店員によって勧めるルーターが変わる? 自宅回線から逆算する、新生活に役立つWi-Fiルーター選びの超基本 (2026年04月16日)
  2. 3COINSの4180円「デバイスバンドPlusAL」を試す スマートウォッチの“最初の一歩”に最適な理由 (2026年04月16日)
  3. 「Nothing Phone (4a)/(4a) Pro」日本上陸 LEDで個性が光る5万円台からのスマホ、FeliCaにも対応 (2026年04月15日)
  4. YouTube、ショート動画の「視聴上限0分」設定を一般開放 ダラダラ視聴抑止へ (2026年04月16日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. KDDIがSIMフリーブランド「au Flex Style」開始、第1弾は「Nothing Phone (4a)」と「OPPO Find N6」 (2026年04月15日)
  7. 「好きな決済音」はありますか? SuicaやWAONを抑え、1位に「あの音」がランクイン――バイドゥ調査 (2026年04月16日)
  8. Google Geminiが「あなた個人に適した回答」を “パーソナル インテリジェンス”日本で提供 (2026年04月15日)
  9. 「iPhone 17 Pro」を5カ月使い倒して分かった真価 バッテリーと放熱性能には満足だが細かな不満も (2026年03月19日)
  10. 新型「Amazon Fire TV Stick HD」登場 本体をスリム化+USB Type-C端子搭載で6980円 (2026年04月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年