ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。6月16日〜6月22日の期間は、iPhone 16とGalaxy S25がトップ2を堅持し、両社のフラグシップモデルがけん引する構図が続いている。Pixel 9aは4位に浮上した。
「iPhone 16(128GB)」は発売から9カ月が経過した今でも首位を維持している。その最新のA18チップ搭載でApple Intelligenceが使えることと、バランスのよいカメラ機能が評価されているようだ。2位の「Galaxy S25 SC-51F(256GB)」は13万5740円で、大容量ストレージを標準搭載しながらiPhone 16よりも約1万円安い価格設定が功を奏している。
3位の「iPhone 15(128GB)」は11万8910円と、現行モデルより約2万6000円安い価格で推移している。型落ちモデルとはいえ、日常使いには十分な性能を持つことから、コストパフォーマンスを重視するユーザーに選ばれている。一方、4位に浮上した「Google Pixel 9a(128GB)」は7万9860円という戦略的な価格設定で、ミッドレンジモデルをリードする存在となっている。
前週4位だった「Xperia 1 VII SO-51F」は7位に後退した。23万6830円というウルトラハイエンドの製品だが、カメラ機能やオーディオにこだわるユーザーからは根強い支持を得ており、発売から3週経過してもトップ10圏内をキープしている。5位のXperia 10 VI SO-52Eと6位のiPhone 16e(128GB)は、それぞれ6万2590円、11万8910円と手頃な価格帯で安定した人気を保っている。
10位には「home 5G HR02」が新たにランクインした。7万3260円のホームルーターがスマートフォン主体のランキングに食い込むのは珍しく、在宅勤務やテレワークの普及で自宅のネット環境を見直すユーザーが増えていることを示している。7万円台後半の「Pixel 9a」と約24万円の「Xperia 1 VII」という対極的な価格帯の機種が明暗を分けた今週、価格と性能のバランスが改めて重要視されている状況だ。
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