7月9日(現地時間)に、米ニューヨーク州ブルックリンで発表された「Galaxy Z Fold7」と「Galaxy Z Flip7」。この2機種は、日本のキャリア3社からも発売になる。2月に販売を開始した「Galaxy S25」シリーズで、約10年ぶりにGalaxyの取り扱いを“再開”したソフトバンクも、その1社だ。他社のフォルダブルスマホは販売してきたソフトバンクだが、その元祖ともいえるGalaxy Zシリーズを投入するには初になる。
ソフトバンクにとって、Galaxyシリーズはどういう位置付けになるのか。また、Galaxyブランドでは初となるフォルダブルスマホ2機種をどのように販売していくのか。ニューヨークで開催されたGalaxy Unpackedに招待されていたソフトバンクの常務執行役員 コンシューマ事業推進副統括を務める本田欣也氏が、現地を取材していたメディアからの質問に答えた。ここでは、その主な一問一答をお届けする。
ーー 今年の春、Galaxyの販売を再開しました。その成果と、初めてGalaxy Zシリーズを取り扱う意気込みをお聞かせください。
本田氏 10年ぶりにGalaxay S25シリーズを販売しましたが、非常に評判がよかったです。われわれの現場のクルーもサービスを紹介しますが、「どうしてもGalaxyがいい」という方がたくさんいらっしゃいました。そういう方にとっては待ちに待ったGalaxyということで、本当に喜んでいただけましたし、われわれが想像した以上に契約も増えました。
そんな中で新しい製品が出ます。Foldの薄さは本当にすごいですし、開いたときの画面も大きい。僕自身も使いたいと思っています。Flipも女性がすごく使われていて、コンパクトなので、日本でも来るのではと思っています。
―― 他社からユーザーを獲得できたのでしょうか。
本田氏 通常の端末より、MNPはよかったですね。
―― 何が効いているのでしょうか。
本田氏 PayPayなど、われわれの経済圏に入りたい、それでもやはりGalaxyがほしいという方がいたのだと思います。そういう方々が、やっとサムスンの端末を使いながら、ソフトバンクのサービスを使えるようになったというのは大きいと思っています。
―― Galaxyの導入が背中を押したということですね。
本田氏 はい。これからもっと押していかなければと考えています。
―― Galaxyのフォルダブルという意味では、他社と横並びになります。どのように差別化を図っていくのでしょうか。
本田氏 差別化としては、「新トクするサポート」を最大限利用し、お客さまにメリットを感じていただけるようにしていきます。また、われわれのショップには「Samsung Galaxy Ambassador」のトレーニングを受けたメンバーがたくさんいます。商品自体は本当にいいものなので、彼ら、彼女らが丁寧にお客さまに説明することで、ご理解いただけて広がっていくのではと思っています。
―― 「トクサポ」ということは、お値段も期待していいのでしょうか。
本田氏 今、一生懸命、用意しています。お客さまに満足いただけるようにやっていきたいと思っています。
ソフトバンクは日本時間の7月10日10時に「Galaxy Z Fold7」と「Galaxy Z Flip7」の価格を発表。「新トクするサポート(プレミアム)」を利用して、13カ月目に特典利用を申し込みの上、「早トクオプション」を利用してGalaxy Z Fold7は2万9700円、Galaxy Z Flip7は1万9800円を支払い、端末を返却すると、支払総額はGalaxy Z Fold7が7万7580円、Galaxy Z Flip7は3万7440円になる(いずれも新規契約とMNPの場合で、早トクオプション利用料を含む)。
※新トクするサポートの「プレミアム」「スタンダード」「バリュー」のいずれが適用されるかは購入時点の指定に基づいて決まり、対象機種は追加または変更される場合がある。各施策の対象機種やプログラムの詳細は、ソフトバンクの公式サイトを参照してほしい。
―― どういったターゲット層を想定していますか。
本田氏 Foldだと大画面なのでメールを見ながら地図などを一緒に見たり、仕事でオンライン(ビデオ会議)につなぎながらメールを見たりできます。タブレットとスマホの両方を持たなくてもいいというところに広がっていくことを期待しています。
―― Flipは若い方ですか。
本田氏 背面の画面(カバーディスプレイ)がキレイで、面白い仕組みも入っているので、これは流行ると思っています。
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