ソラコムは、7月16日にデータ通信サービス「SORACOM Air」の契約回線数800万突破を発表した。
同社は2015年にIoT通信サービス「SORACOM Air」を開始し、センサーやデバイスから収集されるデータをクラウドと連携して活用できる仕組みを提供。1回線から利用できる契約形態、WebコンソールやAPIでの一括管理機能、開発支援サービスを充実させ「SORACOM Air for セルラー」全体では213の国/地域、509キャリアに対応している。
また、IoTとクラウドをつなぐノウハウと、早期から取り組んできたAIの知見を結集させた新しいプラットフォーム「リアルワールドAIプラットフォーム」構想を発表。IoTデバイスから集める「Physical(フィジカル)」、企業や組織、個人が持つ膨大な「Digital(デジタル)」情報、さらに急速に進化している「AI&Cloud」を融合させ、新たなデータ活用プラットフォームを目指すという。
直近では生成AIを組み込んだサービスとプロダクト開発を加速させる「OpenAI APIプラットフォーム」 、社内外のユーザーの知識を現場で使える知恵に進化させる生成AI業務支援ソリューション「Wisora」、クラウド型カメラサービス「ソラカメ」と生成AIを活用したIoTのための自動化アプリを構築できるサービス「SORACOM Flux」、Query アシスタント AIの実装でIoTデータや通信データを自然言語クエリで分析できるデータ分析基盤サービス「SORACOM Query」、生成AIモデルからSORACOMを操作できる「MCPサーバー」などのサービスを提供している。
1枚のSIMに、ソラコム以外の通信事業者が提供する複数の通信プロファイルを追加・切り替えられる「SORACOM Connectivity Hypervisor」も、2025年度内に提供する予定だ。
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