ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。7月14日〜7月20日の期間は、「iPhone 16(128GB)」が首位を堅持し、iPhoneの根強い人気が改めて示された。
トップ10のうち5機種をiPhoneが占めており、新型のiPhone 16シリーズは128GBモデルと256GBモデルがそれぞれ1位と6位にランクインしている。
「Galaxy S25 SC-51F」は前週の3位から2位に浮上し、Androidスマートフォンとしては最高位を獲得した。Snapdragon 8 Eliteを搭載するフラグシップモデルでありながら、13万5740円という価格でユーザーの支持を集めている。
前週2位だった「AQUOS R10 SH-51F」は9位まで大きく順位を落とした。12万1220円とGalaxy S25より安価だが、発売2週目にして失速する結果となった。
ミッドレンジ帯では、「Xperia 10 VI SO-52E」が5位から3位に上昇した。6万2590円という手頃な価格設定が功を奏し、コストパフォーマンスを重視する層に訴求している。同価格帯の「AQUOS sense9 SH-53E」も10位から8位に順位を上げており、6〜7万円台のミドルレンジモデルへの需要の安定した高さがうかがえる。
5位にランクインした「iPhone 16e(128GB)」は、11万8910円と「iPhone 15(128GB)」と同価格で展開されている。両機種が4位と5位で並んでおり、旧モデルと新モデルが拮抗する興味深い状況となっている。この価格帯では、Apple Intelligenceが使える最新機種を求める層と、カメラに分がある旧モデルを選ぶ層に二分されているようだ。
「Google Pixel 9a」は前週と同じ7位を維持した。8万8000円という価格設定は、iPhoneとミドルレンジAndroidの中間に位置しており、独自のポジションを確立している。AIカメラ機能などPixelならではの特徴が、一定の支持層を獲得していることが分かる。
今回のランキングからは、ユーザーの二極化傾向が鮮明にみてとれる。14万円を超えるハイエンドモデルと、6〜8万円台のミドルレンジモデルが売れ筋の中心となっており、10万円前後の価格帯の機種は苦戦を強いられている構図だ。
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