ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。7月7日〜7月13日の期間は、シャープの最新フラグシップモデル「AQUOS R10 SH-51F」が初登場で2位にランクインした。
AQUOS R10は7月10日に発売されたばかりで、集計期間には3日間しか入っていない。ピーク輝度3000ニトのPro IGZO OLEDディスプレイやライカカメラ監修のデュアルカメラを搭載したハイエンドモデルだが、発売初動としてはまずまずの成果といえる。
首位は引き続き「iPhone 16(128GB)」が堅守した。14万5200円という価格設定ながら、その人気は衰えを見せない。AQUOS R10は12万1220円とiPhone 16より2万円以上安い価格設定で勝負に出たが、3日間の販売期間では王者の牙城を崩すには至らなかった。
3位には「Galaxy S25 SC-51F(256GB)」が前週と同じ順位をキープ。13万5740円という昨今のハイエンドAndroidとしては手に取りやすい価格帯で安定した人気を維持している。4位のiPhone 15(128GB)は11万8910円と、現行モデルより安価な選択肢として根強い支持を集めている。
大きな動きとしては、「Google Pixel 9a(128GB)」が前週の3位から8位へと大きく順位を落としたことが挙げられる。8万8000円という手頃な価格設定は変わらないものの、AQUOS R10の登場により、Android端末を検討していたユーザーの一部が流れた可能性がある。
5位から7位にかけては、「Xperia 10 VI SO-52E」「iPhone 16e(128GB)」「iPhone 16(256GB)」が前週と同じ順位を維持。特にXperia 10 VIは発売から1年が経過したにもかかわらず、6万円台の価格帯でミドルレンジモデルとして安定した人気を保っている。
今週のランキングは、AQUOS R10のデビューが最大のトピックとなった。日本メーカーのフラグシップモデルが、iPhoneやGalaxyといった海外勢に対してどこまで食い込めるか、今後の動向が注目される。特に、フル期間での集計となる次週のランキングでは、AQUOS R10がさらに上位を狙える可能性もあり、初動の勢いを維持できるか動向に期待したいところだ。
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