ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。6月30日〜7月6日の期間は、「iPhone 16(128GB)」が首位の座を守り、トップ3の顔ぶれは前週から変わらなかった。
首位のiPhone 16(128GB)は「Xperia 1 VII SO-51F」に首位を奪われて以来、4週連続でトップをキープ。安定した人気を維持している。2位の「Galaxy S25 SC-51F(256GB)」はハイエンドモデルとしては廉価な価格が功を奏し、Androidスマートフォンの中では最も支持を集めている。3位の「Google Pixel 9a(128GB)」は8万8000円と、上位2機種より手頃な価格設定により堅調な売れ行きを見せている。
4位には「iPhone 15(128GB)」が前週の5位から順位を上げた。現行モデルのiPhone 16より安く、カメラ性能を求めつつもコストパフォーマンスを重視するユーザーから支持を得ているようだ。一方、前週4位だった「Xperia 10 VI SO-52E」は5位に後退。6万2590円という中価格帯のモデルだが、発売から1年がたち、iPhoneシリーズとの競争は厳しい状況が続いている。
6位の「iPhone 16e(128GB)」は11万8910円で、iPhone 15と同価格。Apple Intelligenceを求めるユーザーから一定の支持を集めている。7位の「iPhone 16(256GB)」は17万2810円と高額だが、ストレージ容量を重視するユーザーから一定の需要がある。8位の「AQUOS sense9 SH-53E」は6万7100円で、国産スマートフォンとしては健闘している。
「iPhone 16 Pro(256GB)」は21万8790円という価格帯だが9位に食い込んだ。一方で、前週6位だったAQUOS wish5 SH-52Fは10位に後退した。2万7500円という低価格が魅力だが、発売2週目にしてペースを落としつつある。
今回のランキングで注目すべきは、21万8790円という高価格帯でもiPhone 16 Proがトップ10入りを果たしたことだ。23万円超のXperia 1 VIIが圏外に後退する中、同じ高価格帯でもAppleブランドの訴求力は圧倒的だ。iPhoneシリーズが10機種中5機種を占める状況は変わらず、価格を問わず選ばれ続けるiPhoneの強さを改めて示している。
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