ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。6月23日〜6月29日の期間は、「iPhone 16(128GB)」が首位を堅持し、「Galaxy S25 SC-51F(256GB)」が2位をキープする安定した展開となった。6月26日発売の「AQUOS wish5 SH-52F」は6位にランクインした。
AQUOS wish5は2万7500円という手頃な価格のエントリーモデルだ。温かみのあるデザインに、6.6インチ大画面や5000mAhの大容量バッテリー、IPX5/8/9・IP6Xの高い防水・防塵(じん)性能を備えている。エントリーモデルは年間を通してランキング上位に顔を出すものの、発売直後に購入するユーザーは少ない傾向にある。その中で6位という順位は健闘したといえるだろう。
首位のiPhone 16(128GB)は発売以来トップの座を譲らない。最新のA18チップを搭載し、Apple Intelligenceに対応するなど、前モデルから着実な進化を遂げた点が支持されているようだ。2位のGalaxy S25 SC-51F(256GB)は13万5740円で、Androidスマートフォンとしては最上位のスペックをキープしている。
前週3位だった「iPhone 15(128GB)」は5位に後退。新モデルの登場により相対的な魅力が低下しているものの、11万8910円という価格は依然として一定の支持を保っている。同価格の「iPhone 16e」は7位につけた。
今週の大きな変動は、23万6830円の「Xperia 1 VII SO-51F」が圏外に後退したことだ。発売から約1カ月でトップ10から姿を消し、超ハイエンド機種の厳しい現実が浮き彫りになった。
一方で2万円台のAQUOS wish5が発売直後に6位に入るなど、価格帯による明暗がはっきりと分かれる結果となった。「Google Pixel 9a」も8万8000円に値上げされながら3位に浮上しており、ミッドレンジ帯の競争激化を示している。
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