「日給1万円、3日後に支払い」──Threadsで急増する“アルバイト詐欺”に引っ掛かってみた 実際の手口は?(1/3 ページ)

» 2025年08月04日 16時21分 公開
[鈴木朋子ITmedia]

 7月ごろから、Metaが提供するSNS「Threads」(スレッズ)で、ネットショップのアルバイト募集に関する詐欺被害を訴える投稿が急増しています。

 Threads経由でアルバイトに応募すると、最初は研修期間として1日数時間の受発注業務を依頼されるのですが、その後に「共同出資で店舗を運営することになった」として多額の出資金を要求されるというものです。

photo Threadsにあふれるネットショップのアルバイト募集

 こうしたネットショップにまつわる詐欺は、Threadsに限らずさまざまな場所で勧誘が行われている実態があります。7月28日には三重県の50代男性がTikTokで知り合った人物に「ネットショッピングを経営しないか」と誘われ、5420万円の詐欺被害に遭っています。

 現在、Threadsを中心に行われている詐欺では、6月30日に日本で提供が始まった「TikTok Shop」(TikTok内で利用できるEC機能)のアルバイト募集をうたっているものが多いようです。

 Threadsには、被害者と思われる人々が「TikTokショップの副業で84万ものお金を用意しろと言われた」「私も同じパターンで600万円と言われ、必死にお金集めた」といった投稿が寄せられています。

 そこで、詐欺の具体的な手口を知るために、TikTok Shopのアルバイトをうたう募集に応募してみました。なお、今回使用しているSNSアカウントは、全てテスト用のアカウントです。

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2025年12月07日 更新
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