事前準備はピンマイクの充電だけで、使い方は前述の通り簡単だ。動画撮影または録音をしたいスマートフォンのUSB Type-C端子にレシーバーを差し込み、ピンマイクの電源を入れるだけだ。
今回の検証に使ったのは、Galaxy S25、iPhone 16、AYANEO Pocket Sだ。カメラを搭載する2種類のスマートフォンでは動画を、非搭載のAYANEO Pocket Sでは録音のみ行った。
まずは、AndroidスマホのGalaxy S25で動画撮影を行ってみた。
周囲ではかなりセミが鳴いており、Galaxy S25の内蔵マイクではその音をかなり拾っているし、当然だが、被写体が少し離れただけで声を拾えなくなってしまう。しかし、ワイヤレスピンマイクTYPECを装着していれば、離れていても同じボリュームレベルで声を拾うことができた。
次に、iPhone 16で動画撮影をした。
iPhone 16でも問題なく声を拾えていた。心なしか、Galaxy S25より音質が良いように感じるのだがどうだろうか。
次はAYANEO Pocket Sだ。同端末はマイクを内蔵し、音声レコーダーアプリを搭載するものの、ひどい音質でしか録音できない。マイクが悪いのか、それともアプリがそういうできなのか判別できないでいたのだが、今回、どちらに原因があるのかが判明する。
というわけで、ワイヤレスピンマイクTYPECを使って録音してみた。
本体内蔵マイクを利用時はAYANEO Pocket Sを胸の前に持った状態で録音しているが、ほとんど聞き取れない。反面、ワイヤレスピンマイクTYPECを使うことで、通常レベルの音声を録音できている。やはりAYANEO Pocket Sの内蔵マイクの質が良くないということだろう。
検証結果として取り上げなかったが、エントリーモデルのLibero Flip、外部電源を接続すればOPPO Reno9 Aでも機能した。
レシーバーに接続するタイプなので、スマートフォン本体のBluetoothをオフにしても使うことができる。ペアリングも専用アプリもいらないので、仲間内の誰のスマートフォンでも気軽に使えるのが利点だ。
いずれも、決して高音質ではないし、ところどころ聞き取りづらい箇所もある。とはいえ、単一指向性のおかげで、周囲の雑音を拾うことなく話者の声だけを拾えているというのは注目したい。
ツーリング時にインカムで会話を楽しむ人であれば、このワイヤレスピンマイクTYPECを各自のヘルメットに仕込むだけで、会話込みのロードムービーを作れるのではなかろうか。公園で遊ぶ我が子の襟元にでも着けておけば、遠くにいてもその声を鮮明に拾えるだろう。
なくしたり、壊したりしてしまっても、1セット1980円だ。大した損害でもない。低価格だからこそできるチャレンジもあるだろう。音質は気にせず、とにかくカメラから離れてもしっかり声を録音したい、ワイヤレスマイクを気軽に試したいという人にはピッタリのアイテムだと感じた。
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