NBA追加でスポーツ推しの「ドコモ MAX」 今後は音楽、映画、ドラマも取り込む“進化”を予告

» 2025年08月05日 17時17分 公開
[田中聡ITmedia]

 既報の通り、NTTドコモは2025年10月22日から、「ドコモ MAX」と「ドコモ ポイ活 MAX」の契約者に対して、NBAのコンテンツを追加料金なしで視聴可能にする。

ドコモ MAX NBAコンテンツを追加料金なしで視聴という特典が加わった料金プラン「ドコモ MAX」

 2025年6月5日から提供しているドコモ MAXとドコモ ポイ活 MAXでは、従来の料金プランから値上げをする代わりに、さまざまなコンテンツや特典を組み込むことで、付加価値の提供を狙う。DAZN for docomo、Amazonプライム最大6カ月無料、国際ローミング30GBまで無料といった特典に、NBAコンテンツの視聴が加わった形だ。

 NTTドコモの齋藤武副社長は、NBAコンテンツの提供を通じて、「バスケットボールファンの皆さまに、デジタルでもリアルでも最高の体験を提供していく。加えて、NBAのコンテンツとドコモのアセットを組み合わせることで、バスケットボール市場のさらなる盛り上げや、未来のNBAプレイヤーの育成に貢献していく」と意気込みを語る。

ドコモ MAX 国内でNBAブームが到来したことが、コンテンツ追加の背景だという
ドコモ MAX NBAとの協業を通じて、デジタルとリアルで最高の体験提供を目指す

 ドコモが提供するNBAの試合コンテンツには、レギュラーシーズン、カンファレンスファイナル、NBAオールスター、NBA 2Kサマーリーグ、NBAファイナルなどが含まれ、ドキュメンタリーなどのオリジナルコンテンツも配信する。さらに、ドコモ MAX限定の特典として、配信希望試合の投票、オリジナルグッズやチケットなどの先行購入、NBA現地観戦ツアーなどの応募も用意する。

ドコモ MAX ドコモ MAXユーザーが視聴できるNBAコンテンツ
ドコモ MAX ドコモ MAX限定の特典も提供していく

 齋藤氏によると、ドコモ MAXとドコモ ポイ活 MAXの契約数は、現時点で合計70万ほどで、2025年度末には300万契約ほどの規模感で推移しているという。齋藤氏は「既に多くのお客さまに好評いただいている」と話し、新料金プランが好調に伸びていることを示す。

ドコモ MAX ドコモ MAXとドコモ ポイ活 MAXの契約数が順調に伸びていることを説明する齋藤武副社長

 NBAコンテンツは、ドコモ MAX/ドコモ ポイ活 MAXを契約しないドコモユーザーや、他キャリアのユーザーにも有料で提供する。料金は未定だが、ドコモと他キャリアのユーザーでは「料金分けたい」と齋藤氏は話し、ドコモユーザーの方を安くすることを示唆した。料金は9月に改めて発表する予定だが、「高くても数千円」ほどだという。

 なお、NBAコンテンツは、AmazonもAmazonプライムビデオで配信することを発表しており、国内ではドコモの独占配信ではない。ドコモはレギュラーシーズンに加えて、プレーオフやファイナルなども配信するが、どこまでが独占かについては「9月に改めてご紹介する」(齋藤氏)とのこと。

音楽、映画、ドラマのエンタメコンテンツも追加へ

 今回のNBAコンテンツの追加は、スポーツ観戦に興味がある人にとってはうれしいアップデートだが、スポーツに興味のないユーザーにとっては食指が動かないだろう。齋藤氏は今後のさらなる進化として、スポーツだけでなく、音楽、映画、ドラマといったエンタメコンテンツの追加も検討していることを明かす。

ドコモ MAX 今後はスポーツ以外のエンタメコンテンツも拡充していく

 一方、ドコモはエンタメサービスにおいて「爆アゲセレクション」という特典を提供しており、対象のエンタメサービスを利用すると、各サービスの月額料金から最大25%のdポイントを還元する。対象サービスには「Disney+」「Netflix」「Lemino」「Spotify Premium」「YouTube Premium」「dアニメストア」などが含まれる。ドコモ MAXで対象サービスを拡充するにあたり、この爆アゲセレクションとの兼ね合いはどうなっていくのか。

ドコモ MAX 対象サービスの月額料金から最大25%のdポイントを還元する爆アゲセレクション

 齋藤氏は「どこのパートナーと組んでMAXに加えるかについては何も決めていない。(NetflixやSpotifyなど)今挙がったところやそれ以外も含め、いろいろなパートナーを幅広く考えていきたい」と話す。

 爆アゲセレクションとの関係については「MAXの中にどう組み込んでいくかは、いろいろな考え方がある。MAXの中に全て入れるか、外付けで安く提供することもあると思う。パートナーさんと話をしながら、提供形態についても考えていきたい」とした。

 その際に気になるのが、コンテンツを拡充しても月額料金を維持できるのかという点だ。今回のNBAコンテンツ追加後も月額料金は据え置きだが、今後について齋藤氏は「入ってくる新しいコンテンツの内容によって、全部据え置きのまま取り込める場合や、オプション的な形で提供する場合もある。プラン全体の値上げもあるかもしれないが、なるべく値段は据え置いたままにしたい」と話す。

 携帯キャリアがコンテンツをバンドルする動きが、2025年に入って強まっている。KDDIは以前から、au向けにNetflixやAmazonプライムなどをバンドルしたプランを提供しているが、ドコモがここに追随。楽天モバイルも、2025年10月からU-NEXTをセットにした「Rakuten最強U-NEXT」を提供する予定だ。ドコモ MAXの特典は、現在はスポーツに偏重しているが、その他のエンタメ領域をどう取り込んでいくかに注目が集まる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  3. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  4. ドコモの通信障害に“AIエージェント”が先手 「SNSの投稿」も常時監視するオペレーションセンターの裏側 (2026年06月10日)
  5. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  6. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  7. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  10. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー